草むしりという重労働
自分の庭をゲットしてから初めての夏。
つまりこれは草むしりデビューを果たさねばならぬということに他なりません。
庭に何も植えていない時点では除草剤をまき散らすだけで良かったんですけどね。先日色々と植えちゃったから、もうその手段がとれなくなりました。
この苗は1株600円弱となかなかの高級品ですからね。万が一コケて除草剤をぶっかけるなんてことになったら罪の意識で飲み始めるかもしれません。除草剤を。
そんなのは嫌なので基本に立ち返って手作業です。昔ながらのブチブチと雑草を抜く地道な作業。なんか後から調べたら一部を除いた雑草って根から抜くより根本を刈り取る方が良いらしいですよ。土が固くならないからだって。もう、先に言ってよね。
まぁそんな感じで先週末の午前中、3時間ほど使って無心で草を取り除いていました。
音楽は聴きながらですが、これはなかなか良いですね。頭を空っぽにしつつ単純作業することで心の休憩にもなりそう。なるほど、ガーデニング好きな人はこうやって土に草に光に癒やされているんだな。
ただね、肉体的な負荷が相当に高いですよ。
3時間もしゃがみながらの作業。太ももにだいぶキテいます。筋肉痛が。2日間変な歩き方になるほどの重傷でした。
いや、草むしりは実に重労働ですね。
テクニシャンの爺さんたちもいる
最近ね、こうやってちょっと動いただけで体が痛くなったりするとどうしても「俺も歳だなー!」とか言いたくなるんですよね。でも、冷静に考えると草むしりに関しては絶対そんなことないんですよ。
先日とある施設の横を歩いていたら、シルバー人材センターから派遣されているであろう爺さんが黙々と草むしりをしていたんです。どうやら駐車場脇のボーボーの草原を任されたようですね。
僕も最近は興味が雑草に向き始めているもんだから、その爺さんの仕事っぷりをそれとなく眺めていたわけ。もうね、凄いの一言ですよ。爺さんの通った後には草一本生えていない。俺が草なら土下座で命乞いしちゃうぜ。地中に妻と子がいるんですぅ!とか言って。決めた、俺来世はオジギソウになる。
肉体だけの強さで言えば、この達人より僕のほうが間違いなく強いんですよ。でも仕事のクオリティは月とスッポン。絹とスッポンポン。
なるほどな、草むしりは肉体の強さじゃねぇ、テクニックなんだ!そう感銘を受けて帰ったわけです。
後から調べると草刈り、草むしりはシルバー人材センターの得意とする人気業務のようでした。興味から近隣の市のシルバー人材センターHP巡りをしたんですが、申込みが殺到するのかどこも今年度の受付は終了していたようです。さすがだ。
ということで、草むしりして体がバキバキになったのを安易に「俺も歳とったなー」で片付けるのではなく、今後の長い人生のために己の技を磨こうと思うのでした。
目指せテクニシャン爺。
おじーでした。