盛れないSNSが流行りつつあるらしい
先日盛れない、映えないSNSが流行っているというネットニュースを見かけました。
それが『BeReal』というアプリなのですが、突然来る指示にしたがって撮影した加工できない写真を投稿するとかいう内容だそうで、システム側でいかに盛らせない、映えさせないを考えて開発されたアプリだそうです。
そもそも今流行っているSNSですら大して使っていない僕は脱盛り、脱映えをしようとも思いませんが、なかなか興味深いニュースではありました。
やっぱりみんなネット上の虚像にはうんざりしているんでしょうね。
社会生活を捨てて、ネット上を自分の本拠地にしようとしている人が最近ではけっこう見かけられますもんね。
いや、それはそれで全然いいと思うんですけど、本来の自分からだいぶ背伸びしている様子を発信し続けるのは絶対に辛いですよね。
つまりは盛り文化・映え文化ですよ。
あんなのは誰も望んでいないし、結局自分自身を苦しめるだけよ。
盛る文化は自縄自縛文化である
ネットでキラキラした投稿ばかりする人は、当然知らない人からキラキラした人だと思われるわけです。あと内心嫌われている。
とある情報筋から聞いた話によると自称インフルエンサーってある程度人気が出るとなんかパーティーとか主催するらしいじゃないですか。
やばくないですか。マジで信じられないんですけど。
つまりネットでかっこよさげなこと言っていた場合は、かっこいいまま現実世界に降りてこないとなんでしょ。
僕は毎朝生搾りキャロットジュースですとか言いながら、大勢の人とコミュニケーション取らないといけないんでしょ。
無理じゃないか?
たまには納豆ご飯の日だってあるだろう。にんげんだもの。
それもスーパーのプライベートブランドの納豆を買う日だってあるだろう。にんげんだもの。
でもそんなこと言えない。盛り文化だし。イメージ壊れるし。
納豆だったらワラに包まれているヤツしか食ったこと無いです。プラスチック容器?フッそれはSDGsじゃあないよね。とか言わないといけない。
これは辛いですよ。
やっぱり令和はネットとリアルの人格を近づけていかないと。
ネットと現実は近くなっている
昔と今ってネットの立ち位置が全然変わりましたよね。
僕が高校生の頃とかはネットは怖いところでしたもん。
迂闊に触ると痛い目を見るぞ的な。
2ちゃんねるに書き込みしている奴らなんて犯罪者集団だぞみたいな。
今はもう実社会とネットが限りなく近いですよね。
気軽にユーザーが口コミを書いて、別のユーザーはそれを見て行くとか。
マッチングアプリなんて最たる例だよな。
昔は出会い系サイトなんて口に出すのも憚られるような猥褻な存在だったのに、いまやパートナーを探すために使う当たり前のツールになっているそうです。
そこでまた盛り文化が出てきますよ。
写真の加工ね。
本人と写真が別人じゃあねぇか!なんてトラブルもあるとかないとか。
これでトラブった時の何が一番切ないかって、嘘の自分は評価されたのに本物の自分は拒絶されてしまったことですよね。
そりゃどんどん自信喪失していきますよ。
そのままの自分じゃ評価されないんだなって。
なるほど、だからアナ雪も必死に歌っていたのか。ありのままのとか言って。
あの映画も観ていないけど、おそらくテーマは映え文化へのアンチテーゼなんだな。
やっぱり防御策としては、ネットで背伸びしないことですよね。
普段言っているようなことをネットでも言う。
普段食っている物をネットに上げる。
普段見ている景色を加工せず共有する。
好きなものを好きと言い、嫌いなものを嫌いと言う。
そしたらなんも辛いことないですよね。
ただ自分の活動範囲を拡大しただけでしかないから。
実社会のオプションとしてネットが付属しているだけです。
おそらく世間から評価はされないことの方が多いかもしれないけど、それがリアルならその方が良いまであるよな。
だから何が言いたいかって話ですが、徒然なるままに書いている雑記ブログが結局一番いいんですよ。
キラキラした人全然いないもんな。
BeRealなんてわけのわからないアプリやっていないで、みんなはてなブログ書こうぜ。
おじーでした。