一緒に袋に入れましょうか?
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テーマは『あの店員さんがすごい』か。
ありますよー。僕の心にクリティカルヒットする店員さんエピソード。僕あれに弱いんですよ。
それも一緒に袋に入れましょうか?って聞いてくれる店員さんね。一発で「なんてこの人仕事出来るんだろう!」って感心しちゃう。
基本的に僕って手ぶらで出かけるんですよね。あ、念のために断っておくとブラジャーじゃなくて手がぶらぶらの方ですよ。
なので、買い物する度に持ち物が増えていくわけです。まぁ別に誰だってそうだと思うんですけどね。手ブラの件が言いたかっただけ。
先日も某野球場前広場で飯を買ったときですよ。
とあるケバブ屋さんは、僕が頼んだケバブを袋に入れずそのまま渡してきたんです。それは全然いいですよ。どうせすぐ食うんだから。
でも僕はケバブ屋が予測していなかった動きをします。その足でチキン南蛮も買いに行ったんですね。左手にはケバブ。そしてこの右手にはチキン南蛮を!って感じで。
そしたらね、ローストチキン屋のお姉さんがね、袋にオーダーしたチキン南蛮を入れて、何気ない口調で「それも一緒に入れましょうか?」って聞いてきてくれたわけです。
いたく感動しましたねぇ。
そもそも無機質な接客していたらそんな言葉は絶対出てこないんですよ。いつも通り、チキン南蛮を渡してはい、終わり。
これはお姉さんがしっかりと僕を見て、(こいつにこのままチキン南蛮を持たせたら両手が塞がって入場で手間取りそうだな…お客さん!それチケットじゃなくてチキン南蛮!とか係員に怒られそうなマヌケ顔してるしな…)とか思いを馳せてくれたわけですよ。優しいわぁ。
僕はお姉さんの慧眼により、スマートに入場が出来たわけです。
しっかり相手を見て、そして相手のことを考える。これぞ接客の極意だよなーと思った出来事でした。
もっと言うなら同業他社商品ですからね。
性格が良くなかったら、なんでウチの経費で買った袋によそのケバブをタダ乗りさせなあかんねん!って思ってもおかしくないわけですよ。ケバブはケバブ屋の袋を持ってこいよなぁ!あぁん!?ってなるパターンだって考えられます。
でもそんな小さいことは言わない。それよりお客さん第一。
このお姉さんの技はどこでだって使えると思うんです。例えば住宅展示場とかで色んな会社のカタログを持っているお客さんのためにわざとちょっとデカめの紙袋とか用意しちゃってさ。
「いやー、たくさん袋あって大変でしょう。そうだ、こちらにまとめましょうか?」とか言えばもう、はい受注。売上4000万。とはならないけど、やっぱりお客さん嬉しいと思うんですよね。
メガネ買いに行った時とかもそうよ。メガネ買ったら「今おかけのメガネもクリーニングしましょうか?」とか聞いてくれる店員さんいるじゃないですか。この人出来るわぁ~。
というか本質的にはさっきも言ったけど、状況を見て、相手にとってベストな動きが出来るってのは店員さんとしての能力が高いよな。というか人としての格が高いよな。うん、優れた接客はそこまで考えちゃうぞ!
大したことじゃないんだけど、ちょっとした心遣いがやたらと響く瞬間。あると思います!
おじーでした。
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