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マンガの実写化にファンは耐えねばなるまい

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マンガの実写化多すぎれん

もうみんな思っているのではないでしょうか。またマンガの実写化かよと。

好きなマンガが実写化された時、そのマンガが好きであればあるほど「やめてくれー!」って気持ちが強まりますよね。主にキャラクターへの愛着で。

ようわからん俳優がコスプレして自分の好きなキャラクターを名乗っている!これはキツい!すげーキツい!って大抵の場合なるじゃないですか。体感的には8割くらいで。

小説の実写化ならば、まだ登場人物のビジュアル的なイメージがぼやけているからまだいいですよ。マンガはキャラのイメージが見た目から何までかっちりと固まっているから演じる難易度が跳ね上がりますよね。

さらになんと実写版だけ!原作にはない新しい要素を加えました!オリジナルヒロインにあの女優を起用!みたいなファンの神経を逆なでするような改変を平気で行うじゃないですか。

原作ファンはまた壊された世界観を嘆くわけですよ。こんなの〇〇じゃない!と涙しながら。

こんなね、ファンは悲しみ、俳優も傷つくようなマンガの実写化がなぜ毎日のようにポンポンと行われているのか不思議でならない。

けども、冷静に考えたらマンガ実写化で得する層もいました。僕も含め。

 

 

実写化されるくらいなら面白いだろという箔

ドラゴンボールとかワンピースとかマンガ単体で天下を取っている作品なんて絶対に実写化しないほうが良いと思うんですよね。誰も得しないでしょう。

ただ、まだそこまで知名度はいってないなってマンガに関しては、実写映画になりました!ドラマになりました!って事実だけで、一気にライトファン層が獲得出来るんでしょう。

というのも、僕が以前に取り上げたザ・ファブルですよ。

ojigatari.com

このマンガ試し読みしたら面白くって結局全部買っちゃったんですけども。最近は続編も出ているからそっちも読んでいるんですけども。

正直、普通に試し読み無料ってだけのマンガだったら手にとっていなかったかもしれない。

ちょうど実写映画化していたということで、あぁなんか岡田准一がCMしてたなぁ。面白いんかなぁ。と注意が向いて読み始めたような気がします。

そう、別に映画やドラマは観ていないにしても、実写化している作品という事実だけで多分面白いんだろなという箔が付くのです。

実写化がいくらヒドい出来栄えであったとしても、どうみてもコスプレお遊戯会だとしても、結果的にそれきっかけで面白い作品と出会える人がいるのもまた事実。なるほど、これがメディアミックスってやつなのか。

じゃあこの実写化で得をするのは、熱心なファンでもなく、コスプレ俳優でもなく、未来の作品ファンってことになるんですかね。

なんか面白いマンガないかなって探している時に選択肢の絞り込みに使えますもんね。おぉこれ実写化されてるじゃんって。

そう考えると好きな作品が実写化された時にファンは「やめろやー!マジで!いや、、、マジで!」って思うのは我慢して、これでまた作品の良さに触れる同志が増えるかもなって思った方が精神衛生上良いのかもしれないと思いました。

おじーでした。