おじ語り

思い立ったら色々書く。

MENU

レオパの拒食対策で餌を変えるのは一定の効果がある

今年もレオパが拒食気味

拒食のレオパ

レオパを飼育していると、ある日突然餌を食べなくれなくなるという事態に直面することがあります。

僕は2匹のレオパを飼育していますが、先輩レオパの方はほぼ毎年そんな時期があります。後輩レオパは飼い始めて2年間拒食はなかったと優秀だったのですが、今年ついに食欲不振に陥るという初めてのことが起きていました。

まぁ多少の拒食は季節性のものだろうなということで、いつもと変わらずレオパブレンドフードをちらつかせ、食べないようならしばらく置き餌。それでも食べないなら捨てるという作戦で根比べしていたのですが、もうずっと食べないんですよ。

あんまり長引くようだと心配なので、ちょっと目先を変えようかなということで、ホームセンターから活コオロギを買ってきました。ぷりっぷりのフタホシコオロギを。

活コオロギが人工フードより優秀な点

ぷりっぷりのフタホシコオロギ

栄養満点で、常温保存もでき、手間もかからない。なので、僕は基本的には人工フードを活用して飼育したい派です。サプリメントを添加する必要もないしほんとに便利。

でも、レオパが拒食気味になったときには決まって活コオロギを購入してしまう。

活コオロギには拒食時には人工フードより優秀な点があるんですよね。

生きているから動く

当たり前ですが、活きコオロギは生きています。なので、皿の中で勝手に動き回ってくれるんですよね。

一般的にレオパは動かない餌を餌と認識しづらいと言われています。まぁ平時はブレフを置きっぱなしでもちゃんと食べてはくれるので、完全にそうだとは僕は思いませんが。

しかし生き餌への反応の方が強いことは確かで、生きたコオロギやワームには基本リアクション大きめです。

置き餌として長持ちする

動くとちょっと似ていますが、活き餌とその他の餌で大きな違いに置き餌としての消費期限が全然違うという点があります。

人工フードや冷凍コオロギも置き餌として使えます。でも置いてからの劣化はかなり早い。乾いてカピカピになったり、温室のようなケージ内では急速に劣化してしまいます。

その点、活きたコオロギなら皿の中でしばらくは新鮮な状態を保ってくれます。なぜなら生きていますからね。

厳密に言えば、腹を空かせたコオロギより、栄養満点の餌で満腹になっているコオロギの方が栄養価は高いのですが、それでもレオパが自分のタイミングで食べたい時に食べれるというのは拒食時においては大きなメリットです。コオロギを置いて飼い主も寝れます。

ただ後ろ足は取っておかないと動き回ってダメですけどね。皿からなるべく出れない状態にしておかないと。やっぱりちょっと面倒くさい

あっさり食べて脱拒食

コオロギ飼育セット

昆虫ゼリーが大人気

試しに買ってきたコオロギを与えてみたら、なんとあっさり食べました。これは予想外です。

先輩レオパの拒食の場合はなんの餌だろうと食べないときは食べない、ある日突然食欲が復活するという感じだったのですが、今回は餌を変えるだけという対策ですんなり解決しました。

単に2年間も同じ餌を与えられ続けて飽きていたのか?まぁこんなこともあるんだなと、やっぱりレオパも個体ごとに違いがあるなということを感じさせられました。

もしかしたらコオロギ買ったタイミングとお腹が減ったタイミングがたまたま合致しただけかもしれませんが。まぁ凄く美味しそうに食べていたので良しとしましょう。

レオパの拒食は体調崩さないかと色々と心配になりますが、第一に温度管理がしっかり出来ているかの確認。そして餌の種類を変えてみるというのも一定の効果があるなと今回は感じました。

とりあえず100匹ほどコオロギを買ってしまったので、オスが成虫になってうるさいことになる前にたくさん食べてもらえると嬉しいかなと思います。

以前に書いた投稿を重複する部分もあるかもしれませんが、今年の冬の拒食が終わり春が来たって感じでとっても喜んでいます。でもしばらくはコオロギ達の世話で忙しくなる。かわいくないから面倒くさいです。

おじーでした。

レオパのケージに断熱材を貼る(ダイソー カラーボード)

レオパのケージの温度低下を防ぐ断熱材

ヒーターを設置しているとは言え、冬場は室温によってはレオパのケージの温度がなかなか上がりづらくなることもあります。

昨年もケージの3面に断熱シートを貼りました。

ですが、今年の冬は寒くなるかもしれないということで、ペラいシートじゃ若干不安。

ということで、更なる断熱性能を求めて、ダイソーのカラーボードを購入してきました。

ダイソー カラーボード

これは発泡スチロールに紙が貼られたもの。1枚45cm×30cmで5mm厚のものと10mm厚のものが売っています。

僕は黒派ですけど、木目調のものや、表面がコルクっぽくなっているものもあります。

これをケージの大きさに切っていくわけですね。

今回対象のケージは45cm×30cm水槽なので、サイズ的にはすごく丁度いいんですよ。

高さが合うようにハサミでカットしていきます。断面は若干ボロボロになりました。

カラーボードカット
両面テープ

そして両面テープを貼り、準備は完了。何故か間違えるはずのないカットサイズを間違えましたがいいでしょう。

去年貼ってボロくなっていた水槽の断熱シートを取り除き、カットしたカラーボードに交換です。

断熱材設置

ケージの断熱材の設置完了です。両面テープで貼るのでわりとしっかりと貼れます。

発泡スチロールは98%が空気で出来ているので、熱伝導がめっちゃ低く、高い断熱性能が期待できるということなんですね。プチプチを使った断熱なんかも空気層を利用するので同じ原理です。

ということで、サクッと断熱材の交換が完了です。もっと厚くしたいって人は1cm厚の方を使っても良いと思います。

これで3面からの放熱が防げるので、多少は保温性が良くなるでしょう。

あとは冬本番になったら多少エアコンで室温の調整ですね。

レオパinシェルター

最近あんまり出てこないから暖かくなったら散歩して欲しい。

おじーでした。

レオパの水入れの定番GEX ウォーターディッシュ

GEXウォーターディッシュの圧倒的支持率

水を飲むレオパ

僕はちょくちょくレオパこと、ヒョウモントカゲモドキに関する記事を投稿するので、Twitterでも自分以外の飼い主がどんなレオパを飼育しているのかをチェックしたりもします。

なんとなくぼんやり見てても気付いてしまう。

この人もGEXのウォーターディッシュを使っている。

この人もGEXのウォーターディッシュを使っている。

GEXのウォーターディッシュの圧倒的使用率の高さよ。

水入れの用途としては、もちろんレオパたちの飲み水。

水入れからはなかなか水を飲まないレオパもいますが、ヒーターが効いているケージ内の湿度を下げすぎないための役割も担います。

水入れなんてなんでも良いような気もしますが、支持されているのにも理由があります。

GEXのウォーターディッシュの良さはどこにあるのでしょうか。

圧倒的な安定感

水入れの上のレオパ
水入れに寄りかかるレオパ

レオパはけっこう自由に動くので、水入れの上に乗っかることなんてしょっちゅうです。

水入れの上で寝たり、歩いたり、立ち上がったりします。

なんなら水入れの上で昼寝することなんてしょっちゅうです。

そうなってくると大事になってくるのが、容器自体の安定性。

茶碗のように重心が高い容器だと体重のかけ方によっては転倒して、水がこぼれる可能性がある。

その点、ウォーターディッシュは重心がかなり低く、重量もそこそこあるので、ひっくり返るなんてことはありません。

そして高さがあまりないので、レオパが水を認識しやすいという点も○。

安定感が高いのは使いやすい点です。

安全性を高める段差つき

水入れの中に階段のような段差がついています。

これは小さいレオパが入ってしまっても出やすいようにという効果がありますが、それより活き餌でコオロギとかを使っている場合に真価を発揮します。

コオロギもレオパ以上に自由に動き回ります。

返しがついた脱走しづらい餌入れに後ろ足をもいで入れておいても、よじ登ってケージ内をうろつくこともしばしば。

そうするとそのうち水入れにダイブするんですよ。

せっかくの餌に溺れられると困ります。

その時に水入れの中にステップがついていることで、コオロギも脱出しやすくなるんですね。

ここも地味な便利ポイント。コオロギを殺さない水入れ。

形状とデザインのバランス

デザインは見てのとおり、岩を模しているのでワイルド感を感じる見た目になっています。素材はポリレジン。

ワイルド感はありつつも、形状は全然自然じゃない。

GEXウォーターディッシュ

なにが言いたいかわかりますか。

そうです、緩やかな扇状の形になっているんです。

そうするとケージのコーナーにピタッとハマるわけですよ。丸い容器ではこうはいきません。

変な隙間が出来て物が入ってしまったり、貴重なケージ内のスペースにデッドスペースを作ってしまうことになります。

ワイルドなデザインと無駄の無い人工的な形状、これがいい塩梅に混ざり合ってGEXのウォーターディッシュは作られています。

洗いやすさはまぁまぁ

公式は滑らかで洗いやすいので清潔だと謳っています。

まぁ否定はしませんが、使い込んでいくうちに若干のザラッと感は正直感じます。

素材の特性から来るものでしょうか。洗剤やアルコールの使用はしない方がいいとのことなので、基本的に水洗いとなります。

清潔性で言えば、100均なんかで買えるツルツルした食器なんかの方が優秀な気はします。

ただ毎日水を変えていれば、まったく問題はありません。

そもそも爬虫類用の水入れで選択肢が少ない

とまぁ、人気のGEXウォーターディッシュです。サイズも色々ありますが、レオパにはSがちょうどいいです。

他に人気の理由と言えば身も蓋もないですが、爬虫類用の水入れで選択肢という物がそこまでないということもあります。

代用することは可能ですが、初めてレオパを買うならば、やはり専用のアイテムを使いたいもの。

調べるとGEXさんのアイテムはまっさきに出てくるし、ショップにもまず置いてあるし、品質も間違いないのでとりあえず手に取りやすいということも大きいでしょう。

GEX ウォーターディッシュ。

とりあえずこれを買っておけば間違いないと思います。

おじーでした。

iZooの白輪園長には僕らも守られた(アミメニシキヘビ騒動)

行方不明だったアミメニシキヘビが捕獲される

最近ワイドショーを騒がせていた、神奈川でアミメニシキヘビの行方が分からなくなっていた騒動について。

飼育を始めた当初は40センチほどだったニシキヘビ。

体長は3.5m、体重も10kgほどまで成長し、その重量でケージの鍵を壊し、いなくなってしまったとのこと。

動物園だって鍵の閉め忘れなんかで脱走事件を起こすことがあるんだからヘビが脱走することもだってあるでしょう。

犬や猫を飼っている人は、気付かないうちに外に出てしまっていたなんて経験がある人もいるかもしれません。

ただ今回はアミメニシキヘビが特定動物、他にもクマとかヒクイドリとか色々対象になっていますが、つまり人に危害を加えるかもしれない動物だったということで、大きな問題になりました。

特定動物は昨年(2020)から愛玩目的の飼育が一切禁止されています。当然理由は危ないから。

「こんな危険な動物が簡単に手に入る、日本の法律はおかしい!」なんてすぐに怒る人もいますが、一応法改正は進められているようですね。

では、それ以前はどうだったのかというと、飼育許可をとれば飼うことが出来ました。

今回逃げたアミメニシキヘビは2017年に出された国の許可の下で飼育されていた個体ということになるようです。

なんにせよ特定動物ということで、危ないということは事実。

捜索は難航を極め、捜索打ち切りの報道もありました。

近隣住民、特に小さな子どもがいる家庭なんかは不安な日々を過ごしたのかもしれません。

そんな騒動にピリオドを打ったのが白輪剛史その人。

爬虫類・両生類の動物園という尖ったコンセプトで有名な伊豆の動物園『iZoo』の園長です。

今回、アミメニシキヘビの飼い主から捜索への協力要請を受け、完全ボランティアで専門家として捜索に加わっていました。

その間、こんな風にTwitterで情報を共有しています。

今回アミメニシキヘビは、結局アパートの屋根裏部屋に潜んでいたということでした。

結局白輪園長の睨み通りだったのです。

ヘビの生体を熟知しているからこその気温等を絡めた推理が見事的中。

しかも調査までの動きも凄い。

発見前も「屋根裏を最後に、私も捜索を打ち切ります。外はこれほどまでに人海戦術で捜したのだから、天井の上、もしくは横の壁、どちらかにいると確信している」と言い切っていた。

みずから管理会社と協議し、隣人への捜索協力も直接交渉。

外部から侵入出来る経路を探ることが可能な塗装業に従事する知人も呼んだ。

段取りも完璧だった。

アミメニシキヘビ優しく抱いた白輪園長、爬虫類への理解と愛でヒーローに - 社会 : 日刊スポーツ

警察が諦めた後です。捜索はしづらくなるのが普通。

ですが、白輪園長は確信から、アパートの管理会社や隣人の協力を交渉して、見事ニシキヘビを見つけ出し捕獲。素手で(笑)

かっこよすぎる。

この救出劇で救われたのは、飼い主や迷子のアミメニシキヘビ、近隣住民だけではありません。

僕らのような爬虫類をペットとして飼っている者も園長に守られたのではないでしょうか。

爬虫類愛好家のために

先程引用した記事の中に「爬虫類愛好家のために」という表現がありました。

今回の騒動はかなりの騒ぎになりましたが、結果的には誰かが迷子のヘビによって被害を受けたということはありませんでした。

そして無事にヘビが見つかったことで、世論も「ヘビも無事で良かった」「飼い主も失態だったが、真摯に対応した」と優しい論調になっています。

でもどうでしょう。

これが「最後まで見つからなかったので、諦めました」という結末であったのなら。

不安からヘビを逃してしまった飼い主への追求は激しさを増していたでしょうし、見つからなかったヘビもやがてくる冬の寒さに殺されてしまったでしょう。

そして、怒りの矛先は他のヘビやトカゲを飼っている他の人へも飛び火するかもしれません。

きっとするでしょう。

犬や猫と比較すると爬虫類を飼うということは理解されません。

僕もレオパを飼っていると言えば、気持ち悪いとかドン引きされることもあります。

かわいいレオパ

こんなにかわいいのに。

僕は犬や猫も好きですし、キツネもタヌキもカラスもゴリラも爬虫類も好きですけど、誰が何を好きかなんて法を侵さない限りはとやかく言うべきではないと思います。

恋をしている友人に対して「いや、あいつは無いわー」なんて言うでしょうか。普通言わないでしょう。

それでも友人は好きになってしまったわけなんだから、応援してあげるのがデキる奴です。

でも自分の理解の範疇に無いものは、気味悪がって排除したがる人も多い。

皆がNo!と言えば、もしかしたらその法律すら変わってしまうかもしれない。

ただでさえ嫌われている爬虫類飼育がもっと嫌われてしまったら、なんとも生きづらく悲しいことです。

今回無事にヘビが見つかって、被害者が出ず、園長がヒーローになって。

ハッピーエンドと言ってもいい結末になったことで、爬虫類飼育者への偏見や嫌悪感が増幅されるということは防げたのではないでしょうか。

白輪園長はそういったことも見越して「爬虫類愛好家のために」と無償ボランティアで捜索に尽力されたのだろうか。

そう思うと爬虫類飼育者の端くれとしても感謝の念を抱かずにはいられません。

iZooの白輪園長には僕らも守られたのです。

旅行に行けるようになったら、とりあえずiZooに行くしかないな。

おじーでした。

レオパの飼い方

レオパの飼い方をまとめる

レオパ

気が付けば色んなことを語りまくっているこのブログですが、始めた当初はペットのレオパを主軸にしようと考えていました。噓じゃないですよ。

色々とレオパの飼育についても書いてきたのですが、びっくりすることに、まだこのタイトルでの投稿がありませんでした。

『レオパの飼い方』

枝ばかりを描いて幹を描いていなかったとはいけませんね。

ただ今まで投稿してきた記事を合体させれば自動的にレオパの飼い方について語ったということになるのではないでしょうか。

今日はまとめてみます。

レオパを飼う前にする準備

まずレオパを迎える前に住処等の準備はしておきたいところ。

ケージについては、見た目もヒーターとの相性もガラス製のケージをおすすめします。

中でも人気なのがGexのグラステラリウムシリーズ。

機能性と見た目に優れています。

そして、とっても大事なのが温度管理。

パネルヒーターと暖突というのが鉄板の組み合わせ。

最近はヒーティングトップという暖突のライバル的な商品も出ています。

使ってみたい。

ヒーターは必須ですが、更に温度管理にはサーモスタットも必要となります。

あとは中に入れるものですが、床材や水入れ等ですね。

僕は床材はメンテナンス性や清潔性を重視し、ペットシーツを使っています。

ウェットシェルターは見た目のおしゃれなものも売られていますが、僕はモイストロックがわりと好き。

餌について

餌も色々ありますが、最近はもっぱらレオパブレンドフードを使っています。

栄養バランスがちゃんと考えられているので、食べてくれているうちは安心。

餌の餌について

こちらは餌の王道コオロギの飼い方について。

サーキュレーター最強! 

健康について

うちの子たちは健康だからなんともトラブったことがないけども。

とにかく清潔を保って、温度と湿度もちゃんと管理したいところ。

まだまだ書くことがあると気づいた

総集編みたいにすれば、自分なりのレオパの飼い方マニュアルが完成するかと思いましたが、なんかまだまだ語りたりませんね。

もっと自分的には購入の仕方とかも書いた気がしたのですが、記事一覧を見たらありませんでした。

きっとどこかに組み込んでしまっていたのでしょう。

今後は飼い方について書く度にこの投稿を充実させるということを目標にやっていこうかと思います。

色んな人の飼い方を調べているレオパを飼いたい少年少女の参考になれるように頑張っていきたいと思います。

おじーでした。