謎の銘柄鶏を買う
先日大根を貰ったので、おでんでもしようかと思い、他の具材を買いにスーパーへ行きました。
おでんって練り物の他にも、なにか肉も入れたくなりませんか?
コンビニの牛すじ串の影響かなと思っているんですが、この日は鶏肉の気分でした。
そして見つけたのがこちらの鶏肉。
国産銘柄鶏!10%オフ!
……で?終わりなの?
なんの銘柄か言えよぉ!と精肉コーナーでめっちゃ愉快な気分になったので買いました。
面白くないですか。
偉そうに銘柄鶏ですって言ってんのに、その銘柄については一切表記しないんですよ。
もはや逆に怪しさすら覚える。プラスチックトレーはやたらゴージャス柄だし。
これ日本刀に置き換えたら絶対買いませんよね。
この刀は名のある刀匠が鍛え上げた名刀でしてな、業物ですぞぉ。
へぇ!そうなんですか!もっと詳しく教えてください!
いや、説明は以上ですじゃ。
みたいな。
名のある刀匠も刀の名前もわからない。
でも名刀らしい。
うーん、謎だ。
地鶏と銘柄鶏
そもそも銘柄鶏ってなんぞってところで、今回調べたら比内地鶏とか名古屋コーチンなんかとはまた違うんですって。
あれらは地鶏と呼ばれる選ばれし鶏たちです。
地鶏は血統やら飼育方法の規格がバチッと厳格に決まっているらしい。
だからブランドなんだな。
対して銘柄鶏は特に基準はないそうです。
一般的なブロイラーより工夫して育てていますよとか、ちょっと長く育てていますよとか、いいエサあげていますとか。
なんだか説明を読んでも納得がいくような、いかないようなわりと曖昧な存在みたいですね。
まぁ各メーカーが商品名として売り出している鶏肉という認識でいいのかな。
国内の出荷量としては超ざっくりでブロイラーと銘柄鶏が半々、地鶏がたったの1%くらいだそうです。
まぁ銘柄鶏にもピンからキリまで色々とあるんだろうな。
全然違うものなんだから、桜姫は美味いとか、大山どりは美味いとか、各ブランドで分けて考えないといけないということか。
ならば今回の国産銘柄鶏は永遠に謎のままだ。
まぁいいか、美味かったし。
おじーでした。