みんなでボードゲーム
年末年始に実家に帰るとよく甥っ子たちに遊んでもらっています。
いつもスマホのアプリを活用して、ボードゲームなんかをやっていたのですが、手番でいちいちスマホの受け渡しをするのが面倒くさいし、その間僕が完全なる音信不通になるという不便もあったので、今年は帰省に合わせていくつかゲームを買いました。
これがなかなか面白かった。
はぁって言うゲーム
これ。はぁって言うゲーム。
なんとなくタイトルの「はぁ」って単語が後ろ向きな感じがするのと、箱に書いてある人々の顔が困り顔が多くて第一印象が悪いんだけど、Amazonで好評を得ていたようだったのでレビュアーたちを信じて購入。
ネガティブな第一印象から一転、フタを開けてみればむしろこれは陽キャ育成ゲームですわ。
お題に沿って演技する
人間のコミュニケーションについては言葉と非言語情報に分かれます。目から鱗が落ちたときの「わかりました!」と納得いかないことで説教されているときの「わかりました」ではまったく違うわかりましたになる的なあれです。そこを突いたゲームですね。
例えばこれが沢山あるお題カードのうちテキトーに1枚引いたお題。お題は「うん」
同じ「うん」でもたくさんのニュアンスの「うん」があるだろ。さぁみんな順番に演じてみよう。ただし使っていいのは言葉と顔の表情だけだ!って感じでゲームは進んでいく。
参加者には一人ずつアルファベットがランダムに割り当てられているから、自分はお題の演技を。他の人の演技はどれだろうと当ててポイントを沢山稼いだ人が勝利。
当てたら1ポイント。当てられたらその当てた人数分ポイントなので、いかに演技を上手くして伝えるかが勝利の鍵ですね。
恥を捨て、やるときはやる
このゲームを楽しむコツは恥ずかしがらんことですね。
なんで俺こんなに必死こいてふんばっての「うん」の演技をしてんだ。声と表情だけで。とか我に返ったらその時点で勝負というより自分に負けです。
ゲームってのはルールに従ってこそ。なんでサッカーは手を使わないんだ?言っとくけど俺は使うぜ?とか意気がっても誰も仲間に入れてくれないのです。
『はぁって言うゲーム』に参加する以上、たとえあなたが長身ツリ目クネクネした髪型で近寄りがたいクール王子だったとしても、変なお題が来たらやらねばならない。おおらかな乳牛の「もう」を、全力で。そういったメリハリ力が鍛えられるゲームです。
対象年齢8才以上〜ってことだったので、このゲームで鍛えていれば、やるときはやる、表情豊かなジムキャリーみたいな人々が量産されるに違いない。
僕はジム・キャリーになりたい。間に合うかしら。
おじーでした。