おじ語り

思い立ったら色々書く。

MENU

ついに我が家のオートロックに締め出された話

 このページには広告が含まれています

オートロックの我が家から締め出される

運転に慣れた頃が一番事故に遭いやすいっていうじゃないですか。人間調子に乗ったらいかんぞということですよね。

僕も調子に乗っていましたね。電子錠について。

このブログでも2回も取り上げた話題、Qrio Lockはたまらんぜという生活を送っていました。

ojigatari.com

でもついにです。この度ついにオートロック機能により締め出されました。

草むしりの悲劇

朝の7時過ぎくらいから、草むしりしていたんです。2時間くらい続けたでしょうか、よーし、これで庭がさっぱり綺麗になったぞというところで、ふと思います。

最近は全然雨が降らんから今日は草木に水でもあげようかなと。梅雨は水やり不要の天気が続いていたので、まだ立水栓にホースを取り付けていなかったんですよね。

ホースを蛇口に取り付けるのって工具が必要じゃないですか。ドライバー。

よし、取りに行こうということで、スマホで玄関ドアを開錠、そのままスマホを下駄箱に置き、家に入ってドライバーをクローゼットから取り出します。

さぁ取り付けるぞということで、外に飛び出し、背後から聞こえる「ウィーン、ガチャ」という音で心臓が跳ねます。ヤバい!振り返ってみても後の祭り。そうです、鍵の開け閉めに使うスマホを下駄箱の上に置いたままでした。

手元にあるのは右手にはめた軍手と左手のマイナスドライバーのみ。昇っていく太陽、災害級の猛暑。おぉ…これは絶体絶命です。

①ハシゴで侵入を試みる

埼玉県は連日37℃、38℃まで気温が上がっています。天気予報では極力外出を控えるようにというメッセージすら発しているのです。

家に入れなくなったからって外でクヨクヨしていたら死ぬ。生きねば。ということでさっそく行動を起こします。

まずは手っ取り早く家に入れる方法はないかと考えました。2階のベランダの窓は換気のために開けていたはず。ドアが開かないならベランダに上れればいいじゃない!

そんな脳筋マリー・アントワネットみたいなことを考え、キョロキョロとハシゴを探します。

近所に大きい土地に住んでいる老夫婦が庭先に出ていたので、初めて声をかけました。大きい土地に大きいハシゴありです。

「はじめまして!いきなりで申し訳ありません!お宅にデカいハシゴありませんか?」

こんな奴がいきなり家に訪ねて来たら物騒な世の中ですからね、恐怖ですよ。しかしここは温かい街埼玉県。

事情を聞き、わざわざ物置からハシゴを出して、快く貸してくれました。

借りたハシゴを壁にかけ、2階に上がろうとするんですが、うーむ、1段たりない。

手すりにギリギリ手はかかるものの、これだと懸垂的な登り方になってしまいます。暑さと高さ由来の緊張で手汗がやばいですからね。万が一手を滑らせて落ちたらかすり傷じゃ済みません。生きねば。

ということで、ハシゴは返して次の策へと移行します。

ちなみに老夫婦には迷惑をかけたので、事件解決後にお菓子買ってお礼に行きました。

②警察に助けを求める

もうハシゴ案の不発に心が折れた僕は自力での解決は諦めます。お金はかかっていいから業者に任せようという方向でいくことにしました。

ただ先ほども書いた通り、今ある装備品は右手の軍手、左手のマイナスドライバーのみです。おまけにサンキのTシャツにステテコパンツ。これじゃ助けを求める電話すら出来ません。

やはり人は困り果てると警察を頼るんですね。僕は常々やたら警察に頼る人たちを見ては「警察に道聞くなよ。Googleじゃねぇんだぞ」とか思っていましたが、今日を機に改心しようと思います。

警察に相談をしました。「頼む。一文無しなんだ!俺に電話貸してくれ!あとできれば鍵の救急車的な業者の電話番号も調べてくれ!」という旨の話を。

すると警察官はさすがにしっかりしてますね。キミね、身分証明書はないの?とか聞いてくる。おう!財布があったらまずポカリ買ってんだぜ!

でも確かに俺が怪しい奴だったら鍵開けの片棒なんて担ぐことになっちゃいますもんな。ちゃんと説明したら自分のスマホを貸してくれました。優しい。

きっと到底人前に出てはいけないようなだらしない部屋着で訪ねたのでコイツは本当に困っているんだなと思ったに違いありません。

で、警官から借りたスマホで生活救急車的な名前のサービスに電話させてもらい、業者に来てもらうことに。最悪鍵を壊すことになるかもしれないという話でしたが、了承しました。生きねば。

鍵屋さんって迅速ですね。30分〜50分で向かいますですって。

③業者に窓をこじ開けてもらう

そして業者を待ちます。30分〜50分で来るという話でしたが、僕には時計もスマホもないので実際何分待ったかは永遠の謎となりました。

到着した鍵屋さん、鍵開けは難しそうなので窓を開けてみましょうという流れになります。

えー、どうやって!?と思ったんですが、マジで凄いですよ。

なんか受話器みたいな形のW吸盤がついた棒を窓に当ててフンフン!って上下に揺らすんです。

こんなやつ。


光 吸盤ドアハンドル 195mm KQDH-195

ほんで15秒位で「開きました!」って。

こっわ。窓の鍵ってそんな簡単に開くんか。

二重ロック、三重ロックあとはシャッターをしているとこうはいかないらしいですが、今回ばかりは僕の意識の低さがいい方に転がりました。

ただ今後は絶対三重ロックしよ。これ入り放題だわ。

ちなみにこの窓開けが出張費と基本料諸々込みで33,000円でした。15秒で終わったわりには高いなと内心思いましたが、このお兄さんがいなかったら俺は家の前でミミズのように干からびていたかもしれないので、助かったことに感謝しつつ支払い、これで一連の騒動は終わりです。久しぶりのエアコンの効いた室内は天国でした。

オートロックに気をつけろ

いや、気をつけていたつもりでしたが、ついにやっちゃいましたね。ホテルのオートロックと違ってフロント行きゃ助けて貰えるってもんじゃないですからね。

スマホはいついかなる時も肌身離さず持っておく必要がある。早く体内に埋め込む技術とか生まれないかしら。

ただみんな優しいですね。知らん奴にハシゴ貸してくれたりスマホ貸してくれたり。やっぱり警察官はみんなの敵でなく味方ですよ。

ご近所さんたちに助けられた一日となりました。

皆さんもオートロックと防犯と猛暑にはくれぐれもお気をつけ下さい。ちなみにこれに懲りずに今後もオートロック機能は使い続けます。便利だからね!

おじーでした。