パッションフルーツが収穫できた
もう2週間も前の話。
春から育てていたパッションフルーツが1個だけ実ってくれたので、収穫ができました。
自然の食品はついつい採れたて、もぎたての新鮮な状態が一番美味いんじゃないかって思いがちですが、意外とそうでもないんですよね。
牛肉も死にたてホヤホヤは肉が硬くなるから熟成させるとか言いますもんね。バナナも緑の状態で輸入して、黄色に追熟してから売ると聞いたことがあります。
パッションフルーツもその類のフルーツで、収穫してから1週間ほど追熟させて食べたほうが美味しいということで、収穫からしばらくの間放置していたんですよね。
で、1週間くらいした頃にそろそろ食べるから冷蔵庫に入れ、忘れる。
さらに1週間経ち、腐ってないかなと恐れながらも食べたのが今日です。
パッションフルーツを食べる
こちらがカットしたパッションフルーツ。腐ってないか心配しましたが、杞憂でした。
なかなかに綺麗な断面。
なんか軽いなとは思っていましたが、中身がパンパンではなく3分の2くらいしか詰まっていませんでしたね。そして余白部にはなんかイソギンチャクみたいな突起があってなかなかグロテスクな見た目です。あえて言葉を選ばず言うならキモい。
しかしスプーンで可食部を食べてみればどうでしょう。これは美味い。
まず酸っぱい。プロが作ると酸っぱいより先に甘いがくるのかもしれませんが、このパッションフルーツはすっぱ甘いでした。
ただ酸っぱくても味の濃さは十分に感じて、甘いは甘いし、なんだか南国のフルーツ特有のクセというか香りも感じるし。目が覚めるような爽やかな美味さですね。
1個しか採れなかったのが残念なくらい。
で、面白いのが種ですね。
果物の種って基本邪魔じゃないですか。そもそも食べれないくらい硬くてデカい種とかもありますが、小さくても嫌らしい。
いくら美味しいブドウとかも間違えて種を噛み砕いたらうげぇ〜って渋い顔になっちゃいますよね。
パッションフルーツの種はもはや食感のアクセントですよ。
味にまったく苦味や渋味がなく、ボリボリと噛める。
周りの黄色いチュルッとした部分だけを可食部とするなら、こりゃ食べづらいわってなりますが、種ごと食べればなんと食べるのが簡単で可食部の多い果物でしょう。半分に切ってすぐ食べられるというキウイスタイルの完成です。
初めてパッションフルーツそのものを食べましたが、なかなか美味しいし、面白い果物ですね。
スーパーとかでも取り扱えば、ドラゴンフルーツよりは人気出ると思うんだけど、どうなんだろう。栽培している人が少ないとかで値段が高いのかな。
おじーでした。