おじ語り

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はたらく魔王さまのように一生懸命働きたい

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アニメ『はたらく魔王さま!』を視聴した

2013年に放送されていたアニメ『はたらく魔王さま!』を最近観てみたらとても面白かった。

異世界で魔王をやってたサタンが勇者に追い詰められて地球に逃げてくるのが物語の始まり。地球には魔力が存在しないので、人間の姿になってしまった魔王サタンは、残った魔力を振り絞って真奥貞夫という戸籍をGetし、渋谷区笹塚のボロアパートを魔王城と定めて、自身や魔王軍の復興を誓います。

真奥貞夫

画像引用:TVアニメ『はたらく魔王さま!!』公式サイト

主人公の真奥は、地球にやってきて色々と考えた結果、魔王軍の復興の第一歩がマグロナルド(モデルはマクドナルド)のアルバイトとして一生懸命に働いて正社員になることだと言うんですね。

この設定がもう面白かった。魔王が一番ちゃんとした人間なんですよ。真人間。

実際に調理に接客にとクルーとしての仕事に全力投球する真奥。物語の中では、時間帯責任者に昇格し、時給アップを果たします。

そりゃフィクションなんですけど、その姿勢に僕は現代人に足りないものを思い出さされましたね。

バイトリーダーへの揶揄

なんか最近って「俺は給料以上の働きはしないぜ」っていうのがちょっとスマートですよねみたいな風潮あるじゃないですか。

これって、所属する企業に潤沢な利益があって、自分もその気になればまだまだ売上出せますよ!っていう前提があるのならまだ違和感も無いんです。

でも、経営にそんなに余裕は無い、自分にも別に隠した実力があるわけでないということだったらどうですか。

そんな状態で「俺は給料以上の働きはしない」なんて言っても、ただの駄々こねか、出来ない言い訳にしか聞こえませんよね。

卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、金を貰えるから結果を出すのか、結果を出すから金が貰えるのか、どう思うかで仕事への向き合い方ってだいぶ変わってきます。

そして、そんな人達の対局にいるのがバイトリーダーですよ。

バイトリーダーって非正規雇用なのにチームを纏める責任ある役割を担わされるじゃないですか。でも給料以上としては多少UPする程度か、なんなら変わらないこともある。

使命感を感じていたり、所属する組織への愛着を持っていないとなかなか熱心には出来ない役割。

そんな優れた精神性の持ち主がバイトリーダーなわけです。

でも、なんかネットとかでバイトリーダーってめっちゃ揶揄されるんですよね。

バイトリーダー

見てくださいよこの検索結果。どんだけバイトリーダー嫌われてんのよ。

つまり「バイトのくせにやる気出してる、プププ」みたいな雰囲気が蔓延しちゃってるんですよね。これって悪しき風習ですよ。

バイトは責任感持って仕事しちゃいけないなんてことないし、企業からしたら人件費はかからないのに一生懸命仕事してくれるありがたい存在です。それこそ働きから将来性を買われて正社員に登用されることだってあるでしょう。

さらに一生懸命な人には信頼が集まるので、人間関係を良くする効果だってあるはずなんですよ。

世間からの目はプププじゃなく、当然称賛であるべき、本来は。

何の話かっていうと、そんな純粋な気持ちを思い出させてくれたのがこの『はたらく魔王さま!』だったということですね。

だって世界を支配していたような人がマックでバイトを一生懸命出来ますか?僕は出来ません。

なんと来年の夏には2期の放送があるそうです。10年弱ぶりに続編が出るなんて凄い。

真奥貞夫のような気持ちを持って働くこと

そんなことを言ってきましたが、自分はそんな責任感に満ち満ちた働き方が出来ているのかと聞かれたらかなり怪しいんですけどね。

ただ今いるポジションで出来ることを言い訳せずに実行するという心構えは持っていて損することはない。

それは組織の中の話だけでなく、個人でやっている仕事でも同じだと思います。変に斜に構えたりすることなく、一生懸命、真面目に仕事に打ち込む人には好感が持てるなと。きっと次の仕事に繋がるキッカケにもなるでしょう。

特別お題で働き方について語れということだったのですが、気づけばアニメについて語っていました。僕がしがなき精神論者です。

おじーでした。