飯能の棒ノ折山へ
たまーに登山がしたくなります。自然と戯れる時間は現代人に必要。人類みなワイルドだろぉ計画。
昨年は実に山に関しては良い年でした。友人と行く予定だったメインイベントこそ雨で流れてしまいましたが、日和田山と天覧山という近隣の低山には登ることができました。
特に日和田山に関しては物凄く気に入りました。リピートしましたもん。
色々登った山の中でも一番好きな山かもしれない。お手軽すぎるから少し人が多いのが弱点ですが、逆に言えばそれだけ人気の理由があるということです。
今年ももう4月なので、またちょっと山にでも登ろうかということで、登山初心者にも登れるような山をネットで調べていてヒットしたのが、飯能市の棒ノ折山(ぼうのおれやま)。
標高969mと、去年登っている山の倍以上の高さがあるけど、「まぁ富士山登ったことあるし大丈夫」という魔法の言葉で行くことを決めました。初心者向けとか書いてあるしね。
東京都の青梅市を車でずっと行って飯能の人気キャンプエリアである名栗あたりに登山口がありました。
駐車場は山を降りたところにある『さわらびの湯』という温泉施設を使えば、登山客も第3駐車場を使っていいとのことでしたので、降りたらひとっ風呂浴びる宣言をし、ありがたく駐車させてもらいます。
棒ノ折山の心折ポイント
今回の棒ノ折山登山、結論から言うと何度も心が折れそうになりました。
まずネットで調べた時は、泉があります!沢登りができます!滝も見れます!みたいなことが書いてあってもうめちゃめちゃワクワクしていたんですけど、全然なかった。
多分そのキラキラしたやつら全部他の登山口からのルートの話っぽかったです。ちゃんと調べりゃ良かったー!
ちなみに今日僕が登った登山口は、この橋を渡った先のところ。調べた限りでは、多分他のルートの方が断然面白そう。
そして道が分かりづらい。初心者向けの山で遭難ってニュースなんかを見ると何してんだろうかって今まで思っていましたが、僕も今日初めて気付いたらルートを外れていたということを経験しました。
僕の場合はヤマレコというアプリでルートとGPS見ながら登っているので、こっちじゃないやということに気づけたので、すぐに元の道に戻れましたが、スマホがなかったら危なかったかもしれない。山の怖さを改めて知った気がします。
そして棒ノ折山、今回のルート風情がないんです。小雨と霧でまったく景色が見れなかったもの悪いのかもしれませんが、山を登って下ってを繰り返していると、定期的に道路を渡らされるんです。
いざ山に入ったら自然を楽しみたいじゃないですか。それでよーし、だいぶ登ったな!って思ったところに道路が出現したら興ざめですよ。車でこれるやんけ!さっきの頑張り返せ!ってなる。
こんなことを3回も繰り返されてだいぶ心が折られそうになりましたが、山頂飯だけを楽しみに前を向きました。偉い。
あと純粋に体力的にも意外とキツかった。高い段差の繰り返しが多くて、かなり脚に高負荷がかかりました。たまに腕も使うくらいの高さもあった。まぁこれは自分で山を選んでいるので、当然というか望むところなんですけどね。
良かったところ
文句ばっかり言ってしまいましたが、今日のルートに良いところももちろんありましたよ。
岩がかっこいい
岩茸石と言われるデカい岩がありました。歩いているところにドンっと現れるので純粋にすげーデカい岩だなという感想になります。かっこよかった。
山頂がすごい広い
せっかく山登ったら山頂飯を食べたいじゃないですか。カップ麺とか豚汁食べたり。コーヒーやココアを淹れたりと。
でも人が多い山だったり、山頂に全然スペースがない山だと周りへの迷惑を考えてお湯が沸かしづらい!ガスも持ってきたけど、おにぎりだけ食べて下山なんてこともしばしば。
その点、棒ノ折山は山頂が凄く広くて椅子もテーブルも何セットも置いてあったから人がけっこう居てもゆっくり出来ると思います。すでに先客がいたので使えませんでしたが、1つ屋根付きの椅子とテーブルもありました。
カレーヌードル作りもテーブルで余裕でした!今日の隠し味は雨です。美味しかった!
地上では体に悪いと言われているカップ麺。山頂では失った水分と塩分をガッツリ補給しつつ、体まで温めるというチートアイテムです。あとその美味さで折れそうな心が回復する。僕はカップヌードルシリーズだとカレーが一番好きです。
コースの詳細
今回のルートです。だいたい4時間くらいかかりました。
10キロ以上歩いて、高さもしっかり900m登ったということなので、めちゃめちゃいい運動になったとは言えるでしょう。
山はリフレッシュの他にも体力増強目的もあるから素晴らしい結果。きっと消費カロリーとしては余裕の2000キロカロリー超えだと思う。
今回初心者向けの山だということを聞いていたので、水分はスポドリ500mlと水600mlの2本しか持っていきませんでしたが、そのうち水300mlはカップ麺に使いました。
思ったよりハードな山だったので、この量だと正直心許なかったですね。途中から足りなくならないように計算しながら飲んでいました。
水は最低1.5L、暑い時期なら2Lは持っていった方が安心だと思います。
以上、棒ノ折山の思い出でした!あぁ、辛かった!これが初心者向けだと言うなら、初心者の定義をし直した方がいいと思います。
でももっと良いシーズンになったら正直違うルートから登ってみたい気もする。楽しそうだもん滝。登山中に滝が現れるのって一番テンションあがりません?
次はGW、晴れたら友人と福島県の安達太良山に行きたいと思っています。せっかくだからブログに登場してくれ。
おじーでした。