ベイブレードは通ってこなかった
はてなブログは他の企業とコラボして特別お題キャンペーンを開催しますが、今回はちょっと面白そうですね。
なんとベイブレードの思い出を語ろうぜということです。
ベイブレードの発売は1999年だそうです。僕はその頃もう10歳くらいだったので、完全にプレイステーションにぞっこん。なので、ベイブレードで遊んではいませんでした。
ですが、最近帰省して甥っ子たちに会ったら楽しそうに友達とベイブレードで遊んでいたので、僕が子供の頃からいまだに人気なのは凄いなと驚いた記憶があります。どうやら時代とともにベイブレードもどんどん進化しているみたいですね。
温故知新のおもちゃ
ベイブレードの凄いところはなんと言ってもモチーフがベーゴマなところですよね。ベーゴマというとこち亀で両津勘吉が子供のころに熱中していた遊びの1つでしょ。つまりは大昔の遊びです。
コマを回してぶつけて遊ぶ。そんなシンプルな遊びは刺激に満ち満ちた社会に生まれた子供たちには退屈すぎる。今日日ベーゴマなんて流行らんのです。
それがタカラトミー社の手にかかればどうでしょう。数々の仕掛けによって子供たちが熱中できるコンテンツに生まれ変わりましたよ。
パーツのカスタマイズによる戦略性
画層引用:ベイブレードバースト公式サイト | ベイブレードとは
まずはやっぱりこれじゃないでしょうか。パーツのカスタマイズという要素が加わって戦略性に奥行きが生まれました。
知ってましたか?ベイブレードのコマってアタック型・ディフェンス型・スタミナ型・バランス型とか種類があるそうですよ。
アタックはスタミナに強い、スタミナはディフェンスに強い、ディフェンスはアタックに強いというタイプ相性まであるのです!これはピンとくる人も多いんじゃないでしょうか。まるでポケモンのほのお・みず・くさタイプのようじゃないですか!
こんなん子供たちが絶対好きになるに決まってる。
正直僕が小学生男子だったらアタック型しか選ばんわ!と思いますが、どうなんでしょうね。スタミナタイプ使いの小3とかいたら激シブじゃないですか?
僕の予想ではアタック型が人気ゆえに、勝ちいくならディフェンス型って感じなんじゃないだろうか。教えてくれ少年たち。
ド派手演出バースト
画層引用:ベイブレードバースト公式サイト | ベイブレードとは
昔のベーゴマって相手をリングアウトさせるか、長く廻っていた方が勝ちってルールですよね?これはベイブレードも一緒なんですけど、最近のベイブレードにはもう1つ勝利条件が加わっています。
それが破壊(バースト)ですよ。
当然ベーゴマなので、お互いのコマがぶつかり合いながらのバトルになりますが、壁や相手のコマにぶつかった時にダメージが蓄積していくんです。で、限界を超えると各パーツがバラバラに分解されてしまうというなんともド派手な勝利条件。
これは他の勝ち方より絶対気持ちいいんだろうなと思います。
腕に左右されない門戸の広さ
さらにベイブレードの素晴らしさはコマ回しの技術を必要としない点にもあります。
昔のベーゴマはおそらくコマを回すのが上手な子がいつも勝ち、腕がない子は毎度負けてしまうという状態だったのでしょう。これは練習・努力に繋がるというメリットもありますが、負けてばかりではつまらないからそもそも辞めちゃうというリスクもあります。
その点ベイブレードは簡単。機器にセットして紐を引くだけで、初めてやる子でもベテランと同レベルのコマ回しが再現できます。
こうなってくると自分の腕の無さにガックシくるなんてこともなければ、新しくも始めやすい。遊びとして優しくなっていますね。
その代わりパーツを潤沢に買ってもらえるお金持ちの子と限られたパーツしか戦えない子で戦力差がかなり出そうだなとも思いますが。
ベイブレードは文化を継承している
ベイブレードを見てこんなのベーゴマじゃない!って言う人もいると思いますが、ルーツを考えれば、ベイブレードは文化の継承を果たしている素晴らしいおもちゃだと思います。
放置しておけばベーゴマなんて誰もやらない歴史文献の中にしか出てこない遊びになるところでした。それが最新のテクノロジーと遊び心を搭載したことで、ベーゴマは再び子供たちが熱中できるおもちゃに生まれ変わって今日も廻っているわけですね。
昔の文化から良いところを抽出して、現代風にアレンジを加えて継承していく。形は変われど、辿っていけば昔にたどり着けるんだから、なにごともこういう柔軟性が必要なんじゃないかなとベイブレードに考えさせられました。まさにChange or Dieですね。
おじーでした。