家庭料理としてのハンバーグ
家庭料理と言えば。
これは育ってきた環境でそれぞれ色んな考えがありそうですよね。
子どもの頃、母に作ってもらった美味い飯たち。
育ち盛りだから、コロッケとか唐揚げとかほぼ無限に食べていました。若人の胃袋は宇宙。
少年たち、揚げ物が食卓に出てくるってとってもありがたいことだぞ。
ハンバーグも美味かった。
昨日、ふと手作りハンバーグが食いたくなったので午後休みで作っていました。
ガーリックソースとガーリックマヨとケチャップを肉汁にブレンドしたソースが油でシャバシャバになってしまいましたが、なかなか美味い。
しかし、ハンバーグって不思議な食べ物ですよね。
一言で「ハンバーグ」と言うと皆さんはどちらを思い浮かべるかしら。
僕はどちらかと言えばビーフ100%のものをイメージするんです。
『さわやか』みたいなやつね。中が多少レアでも美味しく召し上がれますよみたいな。
さわやか行ったことないけどな。
もしくは粗挽き肉でガツンと牛を感じられます!って趣のやつ。
これこそがハンバーグだよな!ガハハ肉うめぇ!
ってのがハンバーグのあるべき姿だと思う。基本的には。
ジャンルとしてはガハハ飯。
でも家庭料理としてのハンバーグって全然違うじゃないですか。
全然ガハハって感じじゃないですよね。もうちょっと優しい感じ。
ビーフ100%ハンバーグなんて別に家で食おうとも思わないし、そもそも半生とかになると安全に作れる気も全くしません。
家で食べるハンバーグと言えば、玉ねぎが入っていて、パン粉が入っていて、卵が使われている。つないでこそがハンバーグでしょ!という料理。
これがね、お店で出てきたらおいおい、このタイプを店で出すのは違うんじゃねぇか!?となるけど、家で食うと抜群に美味い。
プロには作って欲しくなくて、アマチュアこそが上手に作って欲しい。
これこそがご家庭のハンバーグですよ。不思議ですよね。
家庭料理としてのハンバーグは自宅のダイニングテーブル上でこそ燦然と輝くおかずなのです。
家でこそ食いたいハンバーグ。外では違うハンバーグ。でもなんだか今日はとっても食べたいハンバーグ。
家庭料理としてのハンバーグの話。
おじーでした。