日光の船場亭へ鮎を食べに
昨日今日とちょっくら栃木に行っていました。那須どうぶつ王国に行きたくて。
まぁちょっとした旅行なんですが、夕飯が肉をたらふく食べる予定でした。なので昼はサクッと軽めに魚にしようかななんて考えたところで、日光にはやな場があると聞きました。
良いですね!なんか遠い昔の小さい頃に両親にどこかのやな場に連れて行ってもらった記憶がうっすらとあります。魚が勝手に打ち上げられて楽しい場所だったはずです。
ということで行ってきました船場亭。けっこう観光で来る人も多い人気スポットだそうですよ。
やながあるのは夏だけ


到着して焼き魚のいい匂いと雰囲気のある外観、流れる鬼怒川にテンションがグングン上がります。しかしある疑問が。
やなは?どこにあるの?って思って公式ホームページをよくよく見てみたらしっかりと「夏場限定」って書いてありました。ちゃんと確認しないとね。
とはいえ、営業は通年されているので問題なし、予定通り川魚をいただくとしましょう。
注文はカフェ方式


なんとも歴史を感じる趣がある内装。あったかい。そして注文システムは先に席を確保してからのレジへ注文に行くというまさかのカフェ方式。おもしろ。


川魚は鮎とイワナ、うなぎもある。その他にも鹿刺しや日光の湯葉、壁に貼ってあるメニューには猪鍋や鴨鍋といったちょっと興味をくすぐられるようなメニューも多数。
でもやっぱり川魚を食べにきたんだから、初志貫徹で鮎定食をオーダーします。イワナと悩みましたが、メニューの配置的に間違いなく鮎がメインだろうと判断しました。
あゆ定食A


あゆ定食A1,300円。
鮎の塩焼きが2尾。ご飯に味噌汁に小鉢、お新香つき。なんという圧倒的なThe日本の定食感。こりゃいいや。
硬めに炊かれたご飯が実に美味しい。好みだ。
鮎の塩焼きも今まであまり食べたことなかったかもしれない。意外と凶暴そうな顔してるんですね。身がふっくらしていて卵みたいなのも持っていて美味しかったです。
鮎は内臓まで美味しく食べられると有名なのでガツガツいただきますが、この串焼きタイプは食べることに集中しすぎてご飯のおかずには向いていませんね。三角食べができない。
鮎の頭は食べられるのか
魚って骨があるから嫌いっていう人がけっこういるじゃないですか。僕も割とそうだったんですよ。
でもある日気付いてしまったんです。というか、骨も食えばいいんじゃね?って。それ以来僕はサンマくらいのサイズまでの魚は誰よりもきれいに食べられるようになったので、もちろんこの鮎も最終的にこうなりました。
ただ、この2匹の鮎の頭を眺めて僕はすごく気になったんです。
ヒレも骨も内臓も食べられたんだから、もう頭も食えるんじゃね?と。もはや僕の感覚は野生動物の域まで達して来た気がします。実際食べてみました。
エラ部分にやや硬い部位があったものの、普通に食べられました。むしろ、これはこれで美味い気すらします。新発見です。よく焼いた鮎は頭から尻尾まで食べられる。たいやきみたいなもんですね。
なので、この皿は完全に空になり、僕は昨日、世界一鮎を綺麗に食べた男になりましたとさ。
おじーでした。