弥彦山愛されがち
弥彦山は小中学校の校歌にやたら登場しがち。
山自体が信仰の対象になっていたということで、弥彦村の入口から山頂までやたら鳥居がある弥彦山。
山の麓には彌彦神社がありますが、この日も長蛇の列を作っていました。初詣シーズンでは毎年20万人くらい人が集めるらしい人気スポット。
かと思いきや、県の真ん中に位置するからって大自然の中にテレビの電波塔が遠慮なくドカンと建てられている弥彦山。
そんな県民からやたら愛されがちな弥彦山に連休を利用して登ってきましたよ。
弥彦登山
弥彦山の標高はなんとも覚えやすい。スカイツリーとまったく同じ634m。なんという偶然か。実はスカイツリーは弥彦山を意識しているんじゃなかろうか。違うか。
山としてはあまり高くないので近隣の小学生は遠足的なイベントで登るくらいの難度。
急な坂はほとんどないし、整備が行き届いているので老若男女誰でも登れる。ハイキングには素晴らしい山。
とはいえ、往復すれば7キロくらいは歩くし、ちゃんと山登った感は味わえます。人気ゆえの人の多さが弱点かな。
今回はけっこうガッツリの休憩も含めて3時間弱くらいの登山となりました。
湧き水
山に登っていて一番テンションが上がる瞬間って滝がある時か湧き水がある時じゃないですか。
弥彦山の7合目には素敵な湧水があります。
本当は頭からかぶってフゥー!って叫びたいし、なんなら岩から直飲みしたい気持ちがムクムクと騒ぎだしましたが、少年たちの目がたくさんあったので我慢しました。30代にもなって悪い大人の見本になるわけにはいかん。
仕方なくやかんの麦茶をがぶ飲みします。うめぇや。
展望台兼食堂兼売店
そして9合目にはなんと展望台兼食堂兼売店兼資料室がある。凄い。
登山していたらこんなにしっかりした施設に着くなんて!とびっくりします。



しかもこの展望台は麓からロープウェーで登ってくることも可能。
さらに車で登ってくることも可能とアクセスがやたら良いので、お疲れの登山者からまだまだ元気なチビっ子、軽装のじいちゃんばあちゃんからカップルまでバリエーションに富んだ人たちが一堂に会します。
食堂はなんだかレトロな感じで雰囲気いいし、売店で軽食やスイーツを楽しむことも出来る。
とりあえず新潟っぽいコシヒカリアイスを喫食しました。うめぇや。
いや、この売店は凄くいいですよ。何が良いって食べ物も飲み物も入手可なところ。
2時間ちょいで登山口から頂上まで往復出来る山なので、500mlのペットボトル一本持って登れば、ここで足りない分を買い足して、下りに備えられるという普通じゃ出来ない補給が出来る。真夏だとさすがにそのスタイルも厳しいかもしれないけども、涼しい季節なら手ぶら登山すら可能。もちろん推奨はしないけど。
さすが観光名所弥彦山だなと思います。設備の充実っぷりが凄い。
頂上
もうね、9合目で展望台から景色を眺めて、アイスなんか食べちゃうともはや頂上が蛇足なんですよ。なんと贅沢な悩みだろうか。
9合目からひたすら階段を登っていくと頂上に着きます。
でかいテレビ塔やら石碑やらがある。あとは鳥居にお参りスペース。


ピクニックしている人々もたくさんいますが、ここは火気厳禁なので、山頂カップヌードルは出来ません。
温かい飯を食いたければ9合目の食堂まで下りて提供してもらうのが良いと思います。ラーメンにカレーの他にもステーキや天ぷら、まさかの海鮮丼までありますよ。
弥彦山はやはり楽しい
久しぶりに弥彦山に登りました。多分7年ぶりとか。
そこまで疲れないけど、程よく山登った感がありますし、途中で食べるアイスは美味い。
木あり、岩あり、湧き水ありと景色のバリエーションも実に豊か。
こりゃ楽しいですわ。人がたくさん集まるのも頷ける。もはや登山というより観光だ。
街に降りれば観光の街だから玉こんにゃくやら甘酒やら売っているし。
さすが楽しい山です。弥彦山。やたら校歌に登場するだけあるわ。
ちなみに帰省に登山道具持ってきていなかったので、服から靴まで全てワークマンで調達しました。8時から開いているの素晴らしい。
おじーでした。
おまけ
山の麓には有名な彌彦神社があると書きました。
なぜか彌彦神社には鹿と鶏がいます。あと京都にもあった『おもかる石』とかも設置されています。
弥彦村は一時期新潟県の各所で行われた大合併祭りの流れに乗らず、珍しく村のまま自治体を運営していますが、弥彦山、彌彦神社、弥彦温泉に弥彦競輪場と実にパワフル。観光資源が強いから最近でもおしゃれな飲食店とかが増えているらしい。
なんだかいいですね。

