東京駅には日本各地の駅弁があった
ただ今京都へ向かっています。
そうです新幹線です。めちゃめちゃ久しぶりに新幹線に乗っています。
よく新幹線に乗っていたのは学生の頃の帰省シーズンくらい。
社会人になり、車を手に入れてからほとんど乗らなくなっていました。
今回久しぶりに利用している新幹線が、こだま。
まず東海道新幹線のチケットを予約する時に、のぞみ、ひかり、こだまと選択肢があったのですが、こだまが一番安かったので何も考えずにこだまにしました。
後々調べてみるとその価格差はスピードの差なんですね。
のぞみだと東京-大阪が2時間半なのに、こだまだと4時間もかかるらしい。
やべー、やっちまった。
しかし予約してしまったものは仕方ない。
逆境をチャンスに変えるのがデキる大人です。
新幹線がのんびり進むならどうすればいい?
そうだ、駅弁食おう。
スーパーとかのフェアで駅弁が売っていることもありますが、やっぱり駅弁が真価を発揮するのは新幹線内ではないでしょうか。
移りゆく窓からの景色を眺めつつ、旅情と一緒に飯を食うんです。
間違いない。
幸い出発地の東京駅には日本各地の駅弁が選び放題のお店があります。
この駅弁屋祭という改札内のお店に行ったのですが、品揃えが半端じゃないです。
肉に魚介に幕の内に押し寿司になんでもござれって感じ。
色々と悩んだ結果、僕が選んだ駅弁は平泉うにごはん。
平泉うにごはん


平泉うにごはんは岩手県は一関の松月堂という明治23年創業の歴史ある弁当屋さんが作っている弁当です。
蒸しうにを主役に据え、いくらも入っていてなかなか見た目にゴージャス感を感じます。
本来は盛岡駅や仙台駅で入手できる弁当のようでした。
開けてみるとこんな感じ。
ふつくしい…
赤黄色緑と色鮮やかに食欲を掻き立ててくる見た目ですね。
面白かったのは付属の箸。


牛乳パックについてくるストローみたいな仕組みでジャキーンと短かった箸が伸びる仕組みになっていました。
これなら弁当より箸が長くて邪魔になるなんてことはありません。考えられています。なんか原価高そうだけどどうなんでしょうね。
肝心の味はというと、なかなか美味しかったです。
主役のウニは加熱されているので、特有の濃厚さやねっとり感はありませんでしたが、逆に言えばあっさり淡白な味わいとなっていて、ウニが苦手な人でも食べられそうなクセのなさ。
食感では粒感を感じちょっと楽しい。
そして脇役のいくらと茎わかめが美味しい。ウニが比較的薄味なので、味の濃いいくらや茎わかめがいいアクセントになるんですね。
特に茎わかめのプリプリとした食感は良かったです。
容器は小さく、買ったときはこれじゃ足りんかなと心配でしたが、味をつけられたご飯が深く盛られていたので、意外とお腹にも満足感がありました。
ちなみにお値段は1300円。弁当としては高めですが、うにいくら丼だし、旅行のお供と考えればありよりのありのアリーヴェデルチ。
景色を見て、弁当を食べて、感想を書いていたら到着駅が近づいてきました。
なんという有意義な移動時間でしょう。
速けりゃ良いってもんでもない。
こだまでしょうか。Yes、誰でも。
でもまた次回旅に出ることがあれば問答無用で速いやつにします。(笑)
おじーでした。