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IKEAレストランの『畑から生まれたプラントカツカレー』を食う

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IKEAレストランにプラントベースのブーム

先月からIKEAレストランに加わった新メニューたちが面白いです。

  • 畑から生まれたプラントカツカレー 499円
  • 大地の恵みのプラントロールキャベツ 299円
  • プラントケバブサラダ 499円

等々…

他にもたくさんありますが、その特徴はプラントベースということ。

プラントベースとは

プラントベースは野菜を積極的にとるために肉や卵、乳製品等の動物由来の原料を使わずに作られた食品のこと。

動物が可哀想だから食べないといった思想に基づくヴィーガンと違って、プラントベースは健康のために取り入れるといったカジュアルなイメージです。

なぜIKEAがプラントベースなのか

IKEAがプラントベースのメニューをどんどん投入している理由は1つが上述した健康的な食事をというものですが、もう1つがサステナビリティという観点があります。

サステナブルってなんじゃいと思いましたが、「持続可能な」みたいな意味だそうです。

最近流行りのSDGs、持続可能な開発目標というやつですね。

なぜプラントベースがサステナブルと関係あるのかというと、本物の肉と肉に似せたプラントベースの食品だと生産する過程で排出される二酸化炭素の量がプラントベースの物のほうが格段に少ないらしいんです。

IKEAのホームページによるとプラントベース(黄エンドウ豆由来タンパク質、オーツ麦、ジャガイモ、タマネギ、リンゴ由来)のミートボールでは二酸化炭素の排出量が定番のミートボールの4%程度らしいんです。

4%って凄い。

そんな数字を見せつけられたら確かにプラントベースすげぇってなってしまいます。

今回は動物由来の材料を一切使っていないという『畑から生まれたプラントカツカレー』を食べてきました。

 

畑から生まれたプラントカツカレー

実はIKEAレストランの利用は初めてなのでドキドキしました。

なるほど、学食のようなシステムなんですね。 

メットライフドーム内のL'sダイナーシステムと言ってもいいでしょう。

カツカレーを持ってもらい席に着きました。

畑から生まれたプラントカツカレー

畑から生まれたプラントカツカレー

カツもルーも植物由来であるのに、具としても人参やブロッコリーがゴロゴロ。

これは確かに体に良さそうです。

ルーの味は定番なレトルトカレーに近い感じ。意外と辛味があります。

そしてカツ。

これが肉に似せて開発されたカツか。

プラントカツ

プラントカツ

食べてみるとまず食感が気になります。

モニュモニュしている!

味はたしかに肉に近いかも。あっさりはしているけど。

でもやはり面白くない。

肉は脂が多い部分、硬い部分、柔らかい部分とムラがあるのが楽しいけど、これは全体がモニュモニュしている。

肉だと思わずこういう食い物だと思えばいいかも。

美味さを求めるなら普通に肉を食うべきだから、これは本当に健康目的か社会的な意義を求める人の食べ物だなと思いました。

でも499円は破格。

この値段なら食べる。

今後どうなっていくのか

環境問題に対する意識が世界的に高まっているので、こういった二酸化炭素の排出が少ない食品が評価されていくという流れになっていきそうです。

でも結局世の中肉が大好きな人ばかりだから飲食業でやっても流行らないんではないかなーと思います。

プラントベース専門店です!健康にいいです!と言われてもうぉー!植物由来の肉っぽいあれ食いてー!とは絶対ならないもの。

社会から評価されても大衆に求められなければビジネスとしてはキツい。

IKEAのように家具という強いメインジャンルがあって、サブジャンルであるフードでは冒険しますぐらいのところでないと継続してはいけないのではないのかなと思います。

逆に言えばIKEA行った時にたまに食べれるぐらいでちょうどいいジャンルなのかなとも思います。

またIKEA行ったら違うメニューも試してみます。