生食パンのパイオニア、乃が美を食す
先日、晴れて生食パンデビューを『純生食パン工房HARE/PAN』というお店で果たしました。
ojigatari.comですが僕に生食パンを偉そうに語る資格はまだなかった。
何故なら高級生食パンの先駆け的な存在、『乃が美』の食パンを食べていなかったからであります。
生食パンデビューを果たした後に、言い方は悪いですが、後発ブランドを試しただけでしたり顔では笑われてしまうと。
そう思ってこの度『乃が美』の食パンを買って参りました。
そしたら乃が美の発祥プライド的なものが凄かった。
乃が美 生食パン発祥の誇り
乃が美の食パンを買ってきたらかなりメッセージ性の強い紙が入っていました。
発祥の誇りにかけて。
乱立されているいわゆる『生食パン』専門店たち。
その多くの店に対するコメントに見えました。
乃が美の原点
そもそも乃が美食パンの原点は、創業者が「多くの人に愛され、歴史に残る日本一のものをつくりたい」という思いで、お年寄りの「食パンの耳は硬くて食えん」という話や、卵アレルギーのお子さんが食べているアレルギー対応のパンがパサパサだったことから、耳まで柔らかく、卵不使用の食パンとして誕生したそうです。
その願いをオメーらちゃんとわかってるんかゴラァ!上辺だけ真似してるんじゃねえぞ!という乃が美の叫びが聞こえます。
そして続く、『甘いだけのパンは絶対につくらない』
前回他社の生食パンでデビューを果たした時の感想のひとつに『甘い』というものが確かにありました。
でもそんな甘いパンにも乃が美は異を唱えます。
乃が美の食パンは毎日でも食べたくなるような飽きのこない絶妙な甘さを二年間もの開発期間でようやく作り上げたというのです。
たしかに菓子パンのような甘さは毎日はいりません。
さらに、『のれんは簡単には渡せない』
まだまだ発祥プライドは炸裂します。
乃が美のフランチャイズ展開に関して言っているのでしょう。
生食パンは簡単には作れないから半年の修練を積まないと『乃が美』を名乗ることは許されません。
しかももう一つの条件として「心意気の共鳴」も必要。
乃が美の原点に戻るのでしょうが、日本一のものを作りたいという気概でしょうか。
シティーハンターの依頼を受ける条件みたいですが、人は気持ちで動く生き物なので、理念とかの重要性は昨今色んな所で言われていますね。
やっぱり上辺だけ真似すんじゃねぇぞ!心で語れや!ということでしょうか。
締めは、『乃が美を超えるのは乃が美だけ』
ちょっと端折りましたが、最後はこの熱いメッセージで締められています。
乃が美を超えるのは乃が美だけ。
かっこいいですね。
かかってこいや!なのか真似すんなや!なのかはわかりませんが。
とにかく生食パン発祥の誇りと書かれていましたが、そんな気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
さぁ食べてみます。
乃が美 高級「生」食パン
見た目はこんな感じ。
前回の食パンと特に違いはわからず。
食べるとやっぱり柔らかい食感と通常の食パンより感じる甘味。
でも確かにHARE/PANより甘くない。
あれは朝食には出さずに3時のおやつにしたい感じだったけど、こちらは朝食にも使えそうな味。
比べるには若干日が空きすぎたけど、若干バターのような風味は乃が美の方が強い気がしました。
やっぱり普通に美味しいなという感想。
HARE/PANとどっちが美味しかったか聞かれたら難しいけど、若干の差で乃が美かな。
甘すぎないところが良い。甘くしたいならあんこをトッピングすればええねん。
紙焼きあん食パンめちゃ美味いぞ。
次は新発売のモスバーガーの食パンが気になる
今週金曜日(3月12日)から新しい食パンが発売になるんですよ。
発売元はなんとあのモスバーガー。
その名も『 バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン』。
6日前まで完全予約制で、第2金曜日と第4金曜日に買うことが出来るというなかなかのレア物です。
僕は予約していなかったので今週は食べれないんですけど、この食パンのコンセプトはいわゆる流行りの生食パンとは全然違うんですが、1周回って凄く気になります。
最近流行っている生食パンたちはあえてマーガリンを使っています。
マーガリンはバターが高価なため、代替として使われるイメージが強いですが、素材の味を引き出すためにあえて使っているというのです。
また、アレルギーへの配慮で卵を使っていないということもあるのですが、モスはどちらもその逆。
バターを塗らなくていいくらいバターをたっぷり使いました!
卵も贅沢と言えるくらい使用しています!
ええやんけ!
ちょっと贅沢なただの食パンだろと言われればそれはそうなんですけど。
食パンが食パンとして広い広いパン界で一番メジャーになったのは美味いからです。
アニメではアンパンが主役ですが、リアルでは食パン様の一強です。
王道の食パンを本気で気合入れてコスト度外視の贅沢仕様で作ったら結局一番美味いんじゃないでしょうか。
大量のバターと大量の卵なんて、その文字列だけでよだれ出てきますもん。
こちらも食べてみたらぜひともレポートを書きたいもんです。
食べるには店舗で予約カードを提出する必要があるとか。
次回の販売には入手したい。
詳しくはモスバーガー公式サイトにて。
おじーでした。