マクドナルド×新聞配達
ちょっと前のニュースですが、マクドナルドのデリバリーサービス『マックデリバリー』の配達を読売新聞の販売店(YC)が請け負うという動きがあるようです。
これはいい動きですよね。応援したいと思いました。
紙の新聞は消えゆく運命
紙の新聞を購読している人は毎年どんどん減っています。
日本新聞協会が発行部数の推移を掲載していましたが、1世帯あたりの部数は掲載されている最初である2000年から、1度の例外もなく減り続けているんですね。
新聞自体が読まれなくなっているというのもあるでしょうけど、もちろん電子版に切り替えているという人も多いでしょう。
ただ1つ言えるのは紙の新聞は消えゆく運命にあるということでしょうか。
聞くところによると今や小学校の教科書ですらタブレット端末に入っているらしいですから、当然ですよね。
実家では新聞を契約しているのですが、読んでいた父ももういないし、母に新聞は解約しないのか以前聞いてみました。
そうしたら「解約したら配達する店の仕事が無くなるのが可哀想」とのこと。
なるほど、その発想は無かった。
新聞社本体は記事を作成してネットで流せば、仕事のやり方は変われど今まで通り飯を食べていけるでしょう。
なんなら利益率も上がるかもしれない。
ですが、新聞配達員は紙の新聞が無くなったらやることがなくなる可能性があります。
新聞配達店もなにか新しい仕事を見つける必要があるんだろうなと部外者ながら勝手に思っていたところにこのマクドナルドのニュース。
マックデリバリーで注文が入ったら、読売新聞の配達員がハンバーガーを家まで届けてくれるそう。
まずは70店舗のマックからスタートとのことですが、順次全国展開していく予定みたいです。
そりゃ読売新聞は全国で読まれてますから可能ですね。
対ウーバーイーツがどうなるか
いまやデリバリーといえばウーバーイーツか出前館。
特にウーバーイーツは色々と話題ですね。
僕も先日初めて使ってみました。
気軽に使えて便利な反面、配達員のレベルはもの凄い振れ幅でピンキリのようです。
昨日もウーバーイーツの配達員が客と口論になり、スタンガンでお客さんを襲ったというおっかないニュースがありました。
傷害容疑で自称ウーバー配達員逮捕 配達先でスタンガン押し当てる 埼玉 - 産経ニュース
そもそもなんでスタンガンを持っているのか。
物騒すぎるぞ。
もちろんキチンと仕事する人がほとんどなのでしょうが、こういったヤバい人がいることをニュースで取り上げられるとサービス自体の印象もけっこう悪い。
あとはウーバーイーツは配達員へのチップ制度を採用しているのもいただけません。
もしウーバーイーツがデリバリーサービスのスタンダードとなった時にチップを払わない客はケチだみたいな風潮になったら恐ろしすぎます。
日本の商売の素晴らしいところはチップがなくても真心込めたサービスが出来るところなのです。
お・も・て・な・し、おもてなしです。
その点、長年地域で新聞を配達し続けてきた人たちの仕事なら比較的安心でしょうか。
販売店の社員ならば雇用主にも責任が生まれるわけですしね。
地理にも精通しているでしょうから、配達もスムーズになるかもしれません。
配達にはまだまだ可能性がありそう
マック×新聞配達店というコラボは新聞発行部数が減っていく中、果たして成功するのか楽しみですね。
他のデリバリーサービスと同等の手数料でいけるなら可能性はありますよね。
そしたら読売新聞に限らず、他の新聞社も色んな飲食店とコラボすればいいんですよ。
打倒ウーバーイーツ。
なんなら飲食だけじゃなくてもいいですよね。
もう通販業界はずっと右肩上がり。
その結果、運送業は疲弊していたり、人手不足といった印象があります。
別に運ぶのは新聞だけじゃなくたっていいな。
マックのニュースを見てそんなことを考えました。
おじーでした。