ちゃんぽん事変
先日ちゃんぽん鍋の素を買ったんですよ。
日本食研の『もやしたっぷり長崎ちゃんぽん鍋つゆ』です。
前にこのブログでも好きな鍋について語ったことがありますが、僕は基本的にニンニク鍋とか坦々ごま鍋とかチーズカレーとかのガッツリ系鍋が好きなんですよね。
普通だったらあんまりちゃんぽんの鍋の素ですよって言われても手が伸びないんです。
別にちゃんぽんだったらリンガーハット行けば良いかしらって。
ただこの日はこのちゃんぽんの素がスーパーの入り口にダーっと並べてあったんですよ。
スーパーの出入り口のコーナーってのはその日の目玉商品がズラッと並ぶことが多いですよね。
だから悲しい習性ですが、僕なんかは駐車場から店内へと続く道でも外から「今日は何がお買い得だろうか」と目を凝らしながら歩くんです。
おっ、今日は入ってすぐにキャベツとアボカドが並んでいるな!きっと安いぞ!ってな具合で先読みするわけです。
そしたら何が起きたと思いますか。
画像で説明しましょう。こういうことですよ。
この商品、ちゃんぽんの「ゃ」の大きさが小さい上に軸がずれているもんだから、遠くから見ると完全に「長崎ちんぽん鍋」になるんです。
当然僕は思いました。
なんだちんぽん鍋って!?と。
ちんぽん鍋!?と。
スーパーに入り、慌ててカゴを手に、早足で向かいました。
そこでようやく、なんだちゃんぽんかよと胸を撫で下ろすわけですが、もうこの時点でこりゃ一本取られたぜとすっかり負けた気分になっているわけです。
冷蔵庫の水菜を消費したいから鍋にしようと思っていたのに、そんなことをすっかり忘れて材料に水菜が不要なちんぽん鍋の素を買って帰ってしまいましたとさ。
スーパーと日本食研にやられた
これはきっと確信犯だと思います。
日本食研の営業がスーパーに売り込む時に言うんですよ。
「佐藤さん、騙されたと思って外から見える位置に当社のちゃんぽん鍋つゆを並べてみてください。その日からお客さんが殺到しますぜ」
「いやいや、高木さん。そんな魔法みたいなことがあるはずないじゃないですか。私もこの業界長いですけどねぇ、ちゃんぽんはちょっと引きが弱いですよ」
「わかりました。佐藤さんだけに特別にお教えしますね。ゴニョゴニョ」
「ほうほう、ほう!?陳列次第でほう、ちんぽんですと!?」
「シッ!佐藤さん、声が大きい!」
「わかりました。この船はもう途中では降りれないということですね。私も腹をくくりました!」
きっとこんな商談があったに違いありません。
僕もまんまとその罠にハマったわけです。
うーむ、スーパーの陳列ってすげー奥が深いな。勉強になった。
ちなみにレシピ外の水菜も入れましたが普通に美味しかったです。
おじーでした。