おじ語り

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ついに男が化粧する時代がやってきたのかもしれない

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uno『ノーカラーフェイスクリエイター』が気になる

最近めっちゃ気になるテレビCMがあります。unoの『ノーカラーフェイスクリエイター』って商品の宣伝。

お笑い芸人のもう中学生が出演していますね。

これにはかなりビビりましたね。だってこれ肌を綺麗に見せるために顔に塗るアイテムですよね。

もうがっつりメイクじゃないですか。男向けの。

それを天下の資生堂さんがTVで宣伝しているんですよ。

今まで男性向けの化粧品っていうと化粧水とかオールインワンクリームとか、あくまで基礎化粧品がメインだったと思うんです。

ついにBBクリームですって。知ってますよ、BBクリームだのCCクリームだの。その昔に女装した時に薬局の店員さんに勧められて買いましたもん。毛穴やテカリをカバーですってよ。

やめましょうよー。切実に。

 

女の人がよく言うじゃないですか「男は化粧しなくていいから羨ましい」って。

そっちが好きでやってるんじゃないか。と言いたくなることもありますが、これって実はその通りなんですよね。

女性は、ビジネスマナー講座でも「ノーメイクはNGですよ」とか言われるくらいなので、半ば社会に化粧を強制されている部分もあるわけです。

その点で男は超楽。朝起きて顔洗って髪セットしたらもう出かけられる。

これってかなりのメリットじゃないですか。時間的にも経済的にも。

男も頬の毛穴が見えない方が綺麗に見えるでしょう。デコのテカリが無い方が清潔感を感じるでしょう。

ただね、そうして化粧品を使っている小綺麗な男ばかりがモテ始めたらどうですか。みんなノーカラーフェイスクリエイターを使い始めますよ。

化粧していない男は清潔感を感じない。世の中がそんな論調になってしまうのです。なんと恐ろしいことでしょうか。

そう、今この商品を手にとっている男は、一時の美しさの代償に男であることの大きなメリットを手放そうとしているんです。

なぁみんな!もっと小汚くしようぜ!その道を行けばきっと不便になるぞ!

しかもね。美を探求し始めたら絶対に終わりがないじゃないですか。

肌を綺麗にしたいって言っていても、それだけじゃ収まらんのですよ。次は目だ、鼻だって求める範囲がどんどん広がっていって、結局最終的に行き着く先はMattなんです。

中高生はみんな美のカリスマMattのYoutubeで美しさとはなんたるかを勉強し、Mattを目指す。

今日もLoftに行けば、金髪美白でセンター分けの男の子が化粧品を真剣な眼差しで見ているんですよ現実に。

なぁ!このまま街に量産型Mattが溢れるような国にしていいのか!?

俺は資生堂にそう問いたい。本当の美しい国とはなんなのかもう一度真剣に考えてみないか。

とは言うものの、やっぱりちょっと気になる。どうしよう、マイナス5歳肌になっちゃったら!

おい!お前ら絶対に化粧なんかするなよ!と周りには言いつつ、こっそり1度だけ誰にも見つからないように試してみたいなと思うのでした。

ノーカラーフェイスクリエイターが気になる。

おじーでした。