宇多田ヒカル『初恋』
通勤時に音楽を聴くのが日々の楽しみの一つだけども、あれだな。
宇多田ヒカルの『初恋』はあまりに良すぎるな。
自宅から会社までの往復で本当は何曲も聴けるけど、1曲だけで通勤したもんな。
心が揺さぶられるぜ。
なんだろうか。
もうこれはポップスというか芸術作品って行った方がしっくりくるよなー。
花より男子のスピンオフの実写版みたいな作品のイメージソングなのが信じられないぜ。
シンデレラガールもとんでもない名曲だけど、流石にこれと対になるような曲ではどう考えてもないだろ。
美しさの波状攻撃だもの。
宇多田ヒカルが2010年に活動休止した時はけっこうなショックだったけど、復帰したらこんな曲作るんだから人間活動に専念したのは大正解だろう。
基本的に音楽を聴くときに歌詞ってあまり気にしないけども、意識しようとせずとも没頭して聴いちゃう。
サビなー。
なんだろう、言葉選びなのか、テンポなのか。
ほんで聴き入った結果、情景なのか背景が自然と想像しちゃって感情移入して。
なんだか知らんけど、泣きそうになるよね。
宇多田ヒカルの『道』もめちゃめちゃ好きだなと思ったけど、『初恋』はもっと強烈かもしれない。
生きる意味はここにあるということだからな。
繰り返すサビで人間関係の中で、心どころか全身が揺り動かされる様子が沢山歌われますよね。
こっちの心も曲と連動してグワングワンするんだけど、クライマックスで1回梢と太陽の回があるじゃないですか。
あれが狂おしく好き。
一人ただただ生きていたらただの木と天体だけれども、愛をもって万物は姿を変えて見えるよなというメッセージでしょ。素敵。
しかもこれ、そもそも木と太陽じゃなくて私とあなたそのもののパターンもあるでしょ。どっちにしろ素敵だ。
そっからのラストサビ。
やっぱりどう考えても美しさの波状攻撃だろ。
なんだこの曲。
偉大すぎるぜ宇多田ヒカル。
人間讃歌だよな。
宇多田ヒカルのテーマはジョジョに通じるところがあるぜ。
おじーでした。