所沢牛が食べてみたい
知っていますか?所沢牛。
僕も存在は知っていました。ツリーハウスカフェで所沢牛カレーを食べたことがあったので。
ただ、カレーでは所沢牛を食べたと胸を張って言うことが出来ない。
カレーだもの。
ちゃんと所沢牛が食べてみたい。そう思った日の話です。
そもそも所沢牛ってなんなんでしょうか。
所沢牛
所沢牛の面白いところは所沢産であることです。
何を言っているんだ当たり前じゃないかと石を投げられそうですが、生産地の所沢市は人口は34万人を超え、埼玉県の市町村でも4位とかなり人の多い街です。
駅前のマンションは1室1億円を余裕で超えるくらいけっこうな都会なんですよ。都会の定義は人それぞれとして。
あえてそんな街でデカい牛を育てようって普通思わないですよね。
ちょっと移動すれば畜産が有名な日高市もありますし、そっちなら土地使いたい放題でしょう。
なんで所沢で牛を育てているかというと、所沢の歴史が関係しているみたいです。
所沢は今でも里芋が有名ですが、昔は米麦芋の生産に牛を使っていたとのことです。いわゆる役牛。
だから昔はけっこう牛が飼われていたんですね。
ただ都市化はどんどん進んで、農業の機械化もガンガン進む。
そうなってくるとデカい牛を飼っていても採算が合わなくなってしまったのでしょうか。
牛を育てる農家は次々と廃業していきました。
今食べられる所沢牛はその生き残り。
見澤牧場さんというところで育てられ、毎月8頭くらいしか出荷されていないそうです。
つまりレアブランド牛なんですね。
レアと言っても牛は乳牛と黒毛和牛をかけ合わせた交雑牛なので、お値段が凄く高いなんということもなく、わりかし買いやすいところも魅力。
もちろんレアってだけではありません。味も格付けでA5ランクをとることもあるというお墨付きです。
ただ市外に流通するほどの量は無いので、地産地消が基本。
なんか凄くロマンがありませんか。
調べたところ所沢牛が焼き肉で食べられる店は1店舗だけ。
狭山ヶ丘の商店街にあるべこ助というお店です。
所沢牛を食べにランチに行ってきました。
所沢牛焼肉べこ助 狭山ヶ丘
こちらが狭山ヶ丘のべこ助さん。
その昔この近くに住んでいたことがあるのですが、このご時世に珍しく人が多い商店街です。愛称トコロード。
なんかちょっとおしゃれな店構えでした。店員さんもイケメンです。
今回食べたランチは土日しかやってないみたい。
頼んだのは『べこ助焼肉ランチ』1000円。
べこ助焼肉ランチ
所沢牛(フランク)、所沢牛ホルモン、舞茸・ネギ、ご飯、スープで1000円です。
思ったよりずっと安いぞ所沢牛。
まぁランチでお得というところもあるのでしょうけど。
フランクという部位は知らなかったのですが、カイノミの近くの部位で、カルビの一種とのことです。
タレは甘口タレ、辛口タレ、塩わさびの三種。
いやー、美味かったですよ。
よくグルメリポーターが言う「もう無くなっちゃった!」みたいなとろけるような肉って感じではありません。
わりとしっかりとした食感はありますが、濃い肉の味がしっかり堪能できます。
サシもちゃんと入っているので、脂の甘味も感じるし。
いくらでも食べたい。
所沢牛、間違いなくいい肉です。
所沢牛ホルモンはぷるっぷる。脂の旨み甘み全振りです。
もちろん美味しかったし、もたれもしなかった。
スープも牛だしか牛骨かわかりませんがコクのあるスープで高いクオリティでした。
しかも食べ終わったら店員さんがタイミングを見て冷たい烏龍茶を出してくれました。
なんという満足ランチでしょう。
凄くいい店発見しました。
ただ、僕の他にお客さんが1組もいなかったのが超不思議。
夜は盛り上がってるのかな。また来てみようと思います。
数少ない所沢牛を食べられるお店なので、頑張って欲しいものですね。
僕が食べたランチセットの他にも、特上カルビランチや所沢牛入りやきそば、3種盛りにビビンバと意外とメニューも豊富です。
肉が美味しかったので、ちょっと所沢牛めぐりしたくなってきました。
今度は所沢牛を使ったバーガーのある店に行こうかしら。
所沢で牛を育てるのも大変でしょうが、もりもり食べて応援です。
おじーでした。
店舗情報
店名:所沢牛焼肉べこ助
住所:埼玉県所沢市和ケ原1-41-11
電話番号:050-5487-8892
営業日:
月・火・木~日 17:00~22:00
上記プラス土日はランチ営業 11:30~14:00
水曜日定休