新潟の誇りヤスダヨーグルト
新潟で美味しいヨーグルトってなんですか？って街で聞いたら100人中99人がヤスダヨーグルトと答えるでしょう。
【ふるさと納税】 ヤスダヨーグルトドリンクヨーグルト 150g×20本
阿賀野市のふるさと納税では常にNo.1の人気を誇る銘品です。
子どもの頃に衝撃を受けましたもんね。サラサラ飲むヨーグルトしか知らなかったあの頃。飲むヨーグルトは不味いと思いこんでいたクソガキの目を覚まさせたのがヤスダヨーグルトですよ。
舌にまとわりついて嚥下するのに手こずるほどのドロドロ濃度に牛をしっかり感じさせるコク。
なんだこれは飲むヨーグルトなのか？いや、もうこれはヤスダヨーグルトというジャンルだろうというほどの感動でしたね。
今でこそ、そういったドロドロ系飲むヨーグルトは手に入りやすくなったかと思いますが、やはりヤスダヨーグルトはその中でも別格。県外へのお土産なんかにもちょうどいい、まさに新潟県民の誇り的な位置づけでした。
しかし、先日衝撃を受けましたよ。ヤオコーのPBの製造者がヤスダヨーグルトだった。
ヤオコー
新潟県下越地区の生乳87％使用飲むヨーグルト
埼玉で一番勢いを感じるスーパーと言えばヤオコーだと勝手に思っています。惣菜が外食より美味い。
そんなヤオコーをうろついていたら発見してしまいました。
こちら。新潟県下越地区の生乳87％使用飲むヨーグルト。
なんだなんだ、まどろっこしい名前だな。つまりはあれだろ。ヤスダヨーグルトをリスペクトした商品だろ。わかってるじゃん、さすがヤオコーって思って裏を見てみたんです。
え…製造者ヤスダヨーグルト？？？
わかりますか？この戸惑いが。
長年地元の誇りと思っていた商品が埼玉のスーパーのプライベートブランド商品を製造していたんです。
学校で一番面白かった奴が芸人になるって地元を飛び出したら、東京で付き人やってたのを知ったみたいな？いや、とりあえず言ってみたものの全然違う気がする。
とにかくヤスダヨーグルトのブランド力は凄いんですよ。ヤスダヨーグルトのパクリ商品みたいな商品も色々と売られるくらい。
それがね、裏面を見ないとヤスダヨーグルトとわからないような売り方しちゃって。新潟の誇りはどうしちゃったのよ！そう思う気持ちと、埼玉でお得にヤスダヨーグルトが飲めるなんて超嬉しい！という気持ちが複雑に入り混じって僕は感情の置きどころかわからんですよ。
もういいや、とりあえず飲むしかない。
うめぇ…
まぁいいか。こんな美味いもん全国に広げた方がいいで。
新潟のブランドから全国区へ
ヤオコーで見つけたときはショックを受けましたが、ヨーグルト飲んで落ち着いて考えればPBといってもYes!ヤオコーPremiumのラインですからね。
ヤオコーのPBの中でも原料・産地・製法にこだわっている高品質な物しかこの枠には入れて貰えないのです。埼玉側からの一定のリスペクトはあると言っていいでしょう。Yes!Premiumのページを見たら一番目立つところに載ってたし。
阿賀野市の名もヤスダの名も商品名に入っていないのはなにか双方に大人の理由があったということで納得することにします。
まぁ悩ましい問題ですよね。
地方の商品が人気出て、美味しい美味しいと求められ、よしわかったと増産できるようにした結果、レアリティが下がって最初期のファンの熱が冷めるみたいな構図はよく見られます。日本酒とかでよくありますよね。
ただね、美味いことには変わりないんですから売れるなら沢山作って広めて全国で楽しめるようになった方が公共の福祉の考え方では正しいでしょう。なんだかんだ日々美味しいものを大量供給してくれる定番商品が一番凄いんですよ。
新潟のブランドから全国区に進化したんだな。
よし、これからは俺も買おうじゃないか。ヤオコーの新潟県下越地区の生乳87％使用飲むヨーグルトな。埼玉県民のみんなも飲もうな。美味いぜ。
おじーでした。
