桃の節句はなぜ祝日じゃないのか
今日は3月3日。桃の節句、ひな祭りです。雛人形を飾ってるよーというご家庭もあるかと思います。しかし僕はどうも納得いかないんですよ。みなさんも思ったことありませんか?なんで3月3日は国民の祝日じゃないのか。
この桃の節句が女の子の日で雛人形を飾ってという日ですけど、五月人形を飾る男の子の日である5月の端午の節句と完全に対になっているじゃないですか。
なのに一方はお休み、もう一方は平日ってどう考えてもバランス悪いですよ。
これをね、国に文句言うと多分こう返してくるんです。
おじーさん、お言葉ですがね、5月5日は確かに端午の節句で男の子の日ですよ。でも同時にこどもの日でもあるんです。子どもの日は男女関係なくお祝いするからセーフなんですよ。って。
意味が分からん、こんなの詭弁ですよ。詭弁和歌山。
昔はどちらも祝日だったらしい
江戸時代では端午の節句も桃の節句も祝日だったそうです。だけど明治時代に入ったらカレンダーの見直しが行われ、逆にどちらも祝日じゃなくなった。
時は流れて昭和ですよ。
新しい祝日を作ろうぜ!いぇーい!こどもの日なんてどうだい!?いいねぇー!じゃあ端午の節句だし5月5日で!ってなったみたい。
いや、おかしいだろ。
対になっていた2つの片方だけ突然格上げしちゃったら、残された方が悲しいじゃないですか。こういうテキトーな仕事が男女の対立を生むんですよ。
こどもの日は新設するべきだった
こどもの日はすごいですよ。1954年に国連が世界に向けて、こどもの日を制定しような!って発信をしたのですが、日本はその6年前の1948年にすでにこどもの日を創っていたんですからね。世界の先を行っていたわけです。
でも惜しい!端午の節句と桃の節句とは切り離して考えるべきだった。伝統的に男の子の日と女の子の日って認識が刷り込まれちゃっているから。いくら表面上「新しい祝日のこどもの日は男女関係ない全ての子供たちの日ですよ」って言ってもイベントとして男児のための五月人形、鯉のぼりが残っている以上どうしても腹落ちしません。
結果的に端午の節句と桃の節句では格に差がついてしまいました。ほとんどの人は休日のほうが嬉しいのです。
当時には当時の事情があったのでしょう。今更言っても仕方ないですが、やっぱりこどもの日は新設するべきだったと思いますね。
ひな祭りも国民の祝日にしてくれ
端午の節句と桃の節句が対のイベントなのにバランスがとれていない。この意見には割と納得してもらえるんじゃないでしょうか。
当時こどもの日を節句とは別に新設すれば良かったなんて今更言っても仕方ありません。むしろGWが短くなるのもみんな嫌でしょう。
でもこの気持ち悪さは消えないまま。それも嫌だ。
もう解決策は1つしかないですよ。桃の節句、ひな祭りも国民の祝日にしてしまいましょう。
こどもの日(桃)、こどもの日(菖蒲)の2部構成です。
これで端午の節句と桃の節句格差問題も解決。みんなお休みが増えてにっこり。
昔よりも需要がなくなっているだろう人形業界もいまぞ好機!と売上獲得に向けて盛り上がりますよ。
俺の言いたいことはこれ、ひな祭りも国民の祝日にしてくれ。
おじーでした。
参考:雛祭りが祝日でない理由|伝統の木目込み雛人形・五月人形・浮世人形|真多呂人形公式