映画『マスカレードナイト』を観てきた
昨日レイトショーでマスカレード・ナイトを観てきました。
僕はあまり映画館に遊びに行くという習慣がないので、前回は何観たっけな?とふと思い返してみると、『マスカレード・ホテル』ぶりかもしれません。
僕はドラマもあまり観ないのですが、ドラマ『教場』は視聴しています。
なるほど、キムタクが数字持っていることを証明する人間が僕というわけですね。かっこいいからね。
さて、これから映画の感想を語りますが、遠慮なしに内容について触れながら書いていくので、これから観るのが楽しみ!って人は読まないようにしてください。代わりに他の記事もたくさん取り揃えております。
今作『マスカレード・ナイト』は前作の続きでした。
ある殺人事件についての密告が警察に届くのが、物語の始まり。
密告には、ホテルコルテシア東京で開かれるパーティーに犯人が来るぞってことが書いてある。
そのコルテシア東京というのが前作マスカレード・ホテルの舞台で、またも警察がホテルマンとして潜入捜査をすることになるというのが今作の流れです。
前作では、主人公で警察官の新田(木村拓哉)は犯人を見つけるという立場、ホテルコルテシア東京のホテルマン山岸(長澤まさみ)がお客様をおもてなしするというある意味真逆の立場からぶつかりつつも、信頼関係を構築していく様子が描かれました。
マスカレード・ナイトはその続き。最初から新田と山岸の関係性が良好なので、割とスッとストレスフリーで観始めることができます。むしろ二人の再開が嬉しい。
とは言え、警察官には警察官としてやらないといけないことが当然ありますし、ホテルマンにはホテルマンとしてやらないといけないこと、つまりルールがあります。
なのでやっぱり今回も警察側とホテル側で衝突があったり、相変わらずウザい客が多かったりで、キムタクを応援している側の僕としては、ホテル側の言動にヤキモキするのですが、そこでいい仕事をするのが能勢さん(小日向文世)。
彼が言うことには「ルールはなんのためにあるんだい?ルールを守ることが目的になっていないかい?」ということ。
いやー、すげー良いこと言うなこのオッサンって思いましたね。
ハンコ文化とかもそうだったじゃないですか。
そもそもハンコって本人確認というか証明的な意味で使われるものですよね。
なのに役所で手続きで本人が写真付きの身分証明書持ってきて自署のサインしているのに、ハンコだけ忘れましたって言ったら、持って来いみたいな。
誰がどう考えても完全なる本人の申請なのに、ハンコが無いとダメになっていたのは、ハンコを押すっていうこと自体が目的になっちゃっていたわけですね。
賛否両論あるでしょうけど、最近の脱ハンコの流れは一度そこらへん見直してみようぜって意味ではとっても良いことだと思います。
誰でも社会人やっていると、誰かに対して頭硬いなこの人とかって思うことあると思うんですけど、過去の実績だからOKとか今までやってきたやり方だからOKとかじゃなくて、なぜこのやり方がOKなのか理由までセットで考えて動かないと、気づいたら何処にも行けない人間になってしまう可能性があります。
かなり話が脱線しましたが、新田が警察官としてのルールを守っているのはなんでかわかるかい?山岸さんがホテルマンとしてのルールを守る理由は?って能勢さんが問いかけるわけですよ。
つまり物事の本質を曇りなき眼で見定めよということです。
そこから物語がちょっと好転して、クライマックスへと盛り上がっていくわけですね。
犯人は誰なんだろうなと考えながら観ているのも楽しかったです。ここは映画の肝なのでさすがに余計なコメントはしません。
序盤から伏線張り張りで、後半に回収していく感じもわかりやすいですけど、爽快です。
2作連続で明石家さんまがゲスト出演となりましたが、前作と違ってめちゃくちゃ堂々と出てきました。最近のキムタクいるところにさんまあり的な演出なんなんでしょうね。
仲良しなのか。
久しぶりの映画鑑賞でしたが、なかなか楽しかったです。
おまけ きのう何食べた?が超気になる
映画観に行った時の楽しみの1つに予告を観ることがあるじゃないですか。
で、流れたわけですよ。『きのう何食べた?』の予告が。
この作品知らなかったんですけど、W主演になるのかな?多分ゲイカップルのお話なんだと思いますが、その片方が内野聖陽さんなんですよ。
僕にとってこの人は龍馬さん。坂本龍馬なんです。ドラマJINの。
海に向かって「日本の夜明けぜよーーー!!!」とか叫ぶ男らしくかっこいい人。
それがこの『きのう何食べた?』ではすっかり痩せて、茶髪でメガネ、所作も表情もパッと見でわかるくらいかわいらしくなっているじゃないですか。
男らしくかっこいい九州男児から、キャラが180度変わっているのに、なんかちゃんとそれっぽく見える。
役者さんの凄みってやつを予告編だけで感じてしまいました。以前テレビ東京でこの作品のドラマ版が放映されていたそうなので、そっちも観てみたいと思っています。
おじーでした。