自由研究ってほんとに自由
はてなブログの今週のお題が『自由研究』についてですって。そうか、ちびっこたちは夏休みなのか。
小学生の頃の宿題なんてなんも覚えてないし、なんならやった記憶もありませんが、自由研究だけは別腹ですよね。
自由研究って名前以上に自由じゃないですか?
僕も純粋な少年時代に色々とやりましたね。それこそThe自由研究みたいなこともやった。ミョウバンで結晶づくりとか。
あれはいい仕事だったな。定番過ぎてあんまり評価されなかった気がするけど。
あと、自由研究って言ってもクラスの半数は工作して来ませんでした?
僕も作りましたよ。ティラノサウルス。
モーターで動くティラノサウルス
小学生頃、旅先か何かでモーターで動くティラノサウルスキットみたいなのを買ってもらったんですよね。
で、それを自由研究にしようと。
まったく同じ商品かはわからないけど、こんなやつです。多分ほぼ一緒。
凄いんですよ。電池を入れると足をガッシャンガッシャン動かして前に歩いていくんです。そりゃ少年の心も動きますよね。
でもさすがに市販のキットをただ組み立てて自由研究ですは小学生的にもNGじゃないですか。それが許されるならこれが俺の自由研究だ!とか言ってゾイド作ってきてもいいですからね。
やはり自由研究っていうくらいだからオリジナリティが必要なんじゃないかと思ったわけです。
紙粘土で肉付け
そして少年が何をしたかというと紙粘土でこの木製のティラノサウルスに肉体を授けたんです。
木だけだと寂しいじゃないですか。だから粘土で足に体に肉をもりもりつけて、色も赤く塗り、最後にテカテカのニスを塗ってかっこいいティラノサウルスを作り上げました。
見た目はもう大満足の出来ですよ。でも肉をつけたらティラノサウルスは歩けなくなった。
3歩でバランスを崩し倒れるティラノ誕生
少年は自分が命を吹き込んだティラノサウルスが強いと思っていますからね。どんな困難も軽く超えると信じている。
いざ行けかわいいティラノよ。破壊の限りを尽くすのだ。スイッチオン。
で、動かしたら左によろめいて3歩歩いたら盛大に転びました。
どうやら紙粘土の肉付けにより左右のバランスが大きく崩れたようです。転んでからは足が悲しく空回りしています。
しかしもう粘土は塗装し、ニスまで塗っている。これ以上の手直しは不可能。
ということで、歩くティラノはなにやら動けそうな雰囲気だけあるティラノの置物とジョブチェンジし、僕の自由研究は完了となりました。担任はきっとコイツ何しとんねんと思っていたことでしょう。
何事もバランス重要
別に当時の僕はまぁ歩けなくなったもんはしゃーないなと何も考えていませんでしたが、今この自由研究に意味を持たせるとしたら、『何事もバランス崩したらちゃんと進めなくなるで』ということでしょうか。
僕はわりとバランス論者です。今これ行き過ぎてないか?行かなすぎてないか?みたいなこと考えがち。真ん中こそ正義。
そんな人格形成の要因の小さな一つに歩けなくなったティラノがいるに違いありません。嘘です、今テキトーなこと言いました。自由研究なんて特に深いこと考えずにやっていました。少年少女たち!夏休みは宿題なんてほどほどにやって、いっぱい遊ぶといいよ。
おじーでした。
今週のお題「自由研究」