おじ語り

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俺のこだわりの家は君の要らない家

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こだわりの注文住宅は売れない

はてなブログとLIFULL HOME'Sがコラボして特別お題キャンペーンをやっているじゃないですか。
家を売ることについて書いてくださいですって。

LIFULLってアルファベットで書くと素敵だけど、カタカナでライフルっていうととたんにハンター感出るよな。

さて、家を売るですって。

僕は昨年に家を建てたばかりなので、よほどとんでもないことでも起きない限りは売ることはありません。
でも、設計時に頭をよぎったことはありますね。

もし建てた家を手放さないといけなくなったら、果たして今構想を練っている家は買い手がつくだろうかと。

我ながらかなり無難な作りにしたので、間違いなく売れるだろうなと思っていますが、これが趣味ゴリゴリのこだわり盛り盛りの超絶注文住宅だったら売れなくなるんだろうなと思います。

俺の好きが君の好きと一致するとは限らないからな。

例えば、1階にクルマをいじれるスペースを作りました!
こだわりのガレージハウスです!
とか超要らないですもんね。その分居室にしてくれやって。

俺は和の心を大切にしたい!茶室がございます!とか。
要らない。その分収納にしてくれや。

プールあります!
マジで要らない。

あとコンセントが変なところに付いていたりね。
何用だったんだやって話です。

そうなんですよ。
自分の夢を詰め込んだ家ほど、自分しか住めなくなっていく。
そこが注文住宅の最大にして最高の醍醐味なのかもしれないけど、同時に弱点でもある。

売れる中古住宅を考える

売ることまで考えると間取りについては、まるで建売的なオーソドックスなものが一番な気がします。
建売は万人にウケる間取りを目指して作っているので、スキがないですよね。
誰が住んでも大満足はなかなか無くとも、十分満足出来るというか。

僕の家はこだわりとして、1階はとにかくリビングを広く、他のものを極力削るという方針で図面を描いたので、やはり万人ウケはしないと思います。

犬がダッシュできる間取り。長方形のリビングダイニング。
これはもう狙い通りバチィ!っとハマりました。

でも、1部屋増やして和室を作るとかシューズクロークを作るとかの方が買い手が広くつくだろうなと思っています。
世の中犬を飼う家庭ばかりじゃないのだから。

やっぱりそうすると人気の建売の間取りになるんだよな。

ただ注文住宅の方が絶対とは言えませんが、往々にして仕様がゴージャスです。

厚みのある光触媒の外壁とか、なんならタイルだぞとか。いやいや、塗り壁じゃねぇか!みたいな。
樹脂サッシのトリプルガラスとか。
高級感ある瓦屋根とか。
無垢材のフローリングとか。

これらがあったら僕が中古住宅の買い手側に回った時にはかなりのプラス評価しますね。

これはこだわりの注文住宅じゃないとなかなか採用しない建材、設備だぞ!
とっても素敵!みたいな。

なので、売れる家ってなんだろうと考えてみたところ、無難な間取りに超ゴージャスな仕様というところでまとまりました。
正解なのかどうかは知りません。

おじーでした。

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by よくわかる!不動産売却 不動産売却の基礎知識を解説