インスタントラーメンと言えばチャルメラ
チャララ〜ララ、チャラララララ~。
みんな知っているチャルメラおじさんの奏でる音色。
昔からインスタントラーメン界で活躍し、色んな新しいラーメンがリリースしていく中で未だに人気のシリーズですね。
なんと発売は1966年ということで、54年前も前に発売されてから明星の看板商品として売れ続けている。
なんと働き者のおじさんなのでしょうか。
なんとなく、昔からあって定番商品として売れ続けているチャルメラに対して、懐かしい味がするんだろう、しょうゆ味、塩味などの定番の人気を守りつつ、挑戦的なことはしないのだろうというイメージを持っていました。
このカップ麺『チャルメラ宮崎辛麺』を発見するまでは。
チャルメラ宮崎辛麺
激辛しょうゆ味だと!
チャルメラおじさんそんな優しい顔で寸胴に唐辛子入れて煮込んでいやがったか!
おじさんの内面になにかあったのでしょうか。
昔懐かしい味優しい味のラーメンを作っていた彼はもういない。
そこにいたのはイノベーションおじさんでした。
食べてみましょう
激辛と言うほど辛くない
めちゃめちゃ久しぶりにチャルメラを食べました。
袋麺のイメージがありましたが、カップ麺もあるんですね。
ニンニクと唐辛子が効いたしょうゆスープと言った感じで、なかなか美味かったですが、激辛というにはもう少し刺激が欲しかった気もします。
ペヤングのせいでインスタント食品の辛さ基準が異常に上がっています。
それよりも、食べ進めて驚いたのは容器でした。
しおケアカップ
なにやらこのチャルメラの容器には秘密があるようです。
この黒猫が教えてくれました。
カップ麺の容器の内側には普通調理する時にお湯の量の目安となる線が引いてありますよね。
なんとこの容器にはもう一本の線があるんです。
ここでスープを飲むのをやめれば塩分の摂取量を抑えられるよ!という線です。
むむむ、カップ麺まで健康志向の時代ですか。
うっすらと線が引いてあるのがわかるでしょうか。
ここでスープを飲むのをやめれば体への負担が少なくなるわけですね。
えっ?なんでスープが残っていないのかって?
もちろん飲み干してやりましたよ!
なんで飯の作り手が残すことを推奨しているんじゃい!
このラーメンは美味いじゃあないか。なぜ残すんだい?
そんな心の声が聞こえてきそうです。
俺にはチャルメラおじさんの気持ちが入ったこの渾身のスープを残すことは出来なかった。
完・飲!
チャルメラも進化していた
味といい、カップといいチャルメラも冒険したり進化しているんだなと感じました。
ちょっと変わった味を楽しみたかったり、血圧等の問題を抱えていて塩分控えないといけないといった人にはストッパーになるのではないでしょうか。
昔ながらの定番商品と思っていましたが、チャルメラも日々変わっていたようです。
なんならチャルメラおじさんのビジュアルも変わっていたらしいです。
その昔生やしていた無精ヒゲは剃られているし、継ぎ当てされていたズボンは綺麗な物になっているし、草履はスニーカーになった。
そして色んなカラーバリエーションの服も着始めたらしい。
だんだん小綺麗になっていくチャルメラおじさん。
儲かってるのかチャルメラおじさん。
しかし、私達はおじさんに学ばなくてはならんのではないでしょうか。
現状が満ち足りた物でも常に前へ、変化と進化を続けていく勇気を持たねばならぬ。
中年になっても身だしなみに気をつけなければならぬ。
おじさんが辛口のスープを通してそんなことを語りかけてきた気がします。
ありがとうチャルメラおじさん。
ごちそうさまチャルメラおじさん。
おじーでした。