おじ語り

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日本3大茶の一角である狭山茶について思うこと

日本3大茶と呼ばれるもの(静岡茶、宇治茶、狭山茶)

生茶ゼリー(中村藤吉)

先日京都に行った際には宇治にも行きました。

宇治といえば宇治茶がとっても有名ですよね。

抹茶と言えば宇治というイメージがあります。

 写真は中村藤吉というお店の生茶ゼリーです。美味しかった。

しかし宇治抹茶を満喫しながら思ったのは、我らが狭山茶も日本3大茶のひとつとして数えられているんだよなぁということ。

世界3大〇〇とか、日本3大〇〇とかわかりやすくていいですよね。

キャビア、トリュフ、フォアグラみたいなやつ。

それで、日本3大茶は静岡茶、宇治茶、そして狭山茶と言われています。

僕が住んでいる埼玉の西部地方、特に入間市、所沢市、狭山市というあたりが狭山茶の主生産地。

やはり街を歩けばお茶屋さんは多いのですが、イマイチ他の2つと肩を並べるほどの知名度があるかと言われれば疑問が残ります。

なぜ狭山茶は日本3大茶と呼ばれるようになれたんでしょう。

そもそも生産量は少ない

日本3大茶と言われている狭山茶。実は生産量は多くありません。

県別でお茶の生産量を見てみると、2019年の調査では、1位静岡2鹿児島が飛び抜けてお茶を生産していて、埼玉県は9位だそうです。(京都は5位)

量でいうと静岡県の3%くらいしかお茶を作っていないんですね。

名産であるのに生産量が伸びない要因が2つ挙げられています。

1つが土地が高いこと。

埼玉県西部地域は東京へのアクセスがかなりいいので、ベッドタウンとして人口も多いです。

なので土地が高い。広大なお茶畑を維持するのにも他の生産地よりかなり金がかかるということですね。

そして2つ目が他の地域より寒いこと。

お茶の生産地を見ると静岡や鹿児島みたいな西日本が多いんですね。

なので埼玉より暖かいので、茶葉の生育も旺盛で何回も収穫が出来ます。年に5回茶摘みができるとか。

対して、比較すると寒い埼玉は1番茶と2番茶の年に2回しか収穫をしないそう。

だから生産量はあまり伸びないのですね。

逆にお茶の大きな生産地として北限にいるからこその工夫を続けてきたことで、味を重視した甘く濃厚でコクのある味を実現させてきました。

美味しいので僕もよく飲みますが、狭山茶は地元では普段遣いされて人気です。メットライフドームでの野球観戦中にも味わえます。

そして生産量は多くないので、なんと地元の消費だけで産業として成り立ってしまっているんですね。

だからあまり県外に出ていったりしないので、静岡茶や宇治茶のような全国的な知名度はというといま一歩及ばないんですね。

とは言え、手揉み茶品評会等のお茶の品評会では数々の好成績を収めているので、質は折り紙付き。

逆に生産量が多くないことが逆にお茶へのレアリティを感じさせるということになっています。

すごい効果だ茶摘み唄の一節

『日本3大茶』をキーワードで検索をかけるとだいたいこんなことが書かれています。

「色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさすと言われているように日本3大茶は静岡、宇治、狭山です」という風に語ることがすごく多いんですね。

これを鵜呑みにするとじゃあ一番美味しいのは狭山茶なんじゃないか!と今日から狭山茶しか飲まんぞ!となります。

注意しないといけないのは、この一節が含まれる茶摘み唄は狭山茶の生産地で歌われてきたということです。

そりゃあ自分のところをよく言いますよね。

狭山茶の凄いところはこの唄を商品のPRに使って、定着させたことです。

日本3大茶と呼ばれるようになった要因として結構大きいと思います。

この唄がどこで歌われていたのか、全国どこかの地域なのかとか背景を知らずにいると、味は狭山茶が一番美味いぜと思い込むことになります。

本当にそうであると地元民としては信じたいところですが。

とにかく、ぜひ皆さんも一度そんな狭山茶を飲んでみてはいかがでしょうか。

おじーでした。