サボタージュ
サボるの語源。そもそもフランスでは「おい雇用者ふざけんな!」って生産機をぶっ壊すことをサボタージュって言っていたらしい。なんというタカ派でしょうか。
日本ではほとんどの場合、怠けることを指します。
ポタージュ
そもそもフランスではスープ全般をポタージュと言うらしいですよ。でも日本ではポタージュというととろみのあるスープに限定して指しますよね。
コーンポタージュ、カボチャのポタージュとか色々あるけれど、ただポタージュスープって言われるとジャガイモのスープを思い浮かべがち。これはクノールによる洗脳か。
いきなり何の話を始めたんだって自分でも思いますが、サボタージュとポタージュの響きが似ているなと思っただけです。
どちらもフランスが出所だからってことでしょうか。
意味はまったく違う別物なのに。サボタージュとポタージュを一緒にしたら大変なことになります。
ポタージュサボタージュ
「ここが新しく出来たスープ屋さんかー。店名は『ポタージュサボタージュ』。なんかジョイマン高木を彷彿とさせるな。入ってみるか」
/カランカラーン\
「いらっしゃいませ」
「この店初めてなんですけど、おすすめってありますか?」
「お客様、失礼ですが当店は全ての商品に確かな自信を持ってご提供しております」
「これは期待が高まるぞ!じゃあこのじっくりコトコト煮込んだ海老の濃厚ビスクってのをください」
「1箱、1袋どちらにいたしますか?」
「ちょっと意味が分からないんですけど、1杯でいいです」
「かしこまりました。」
/スタスタスタスタ\
「お待たせいたしました。海老の濃厚ビスクでございます」
/ジックリコトコトニコンダスープー♪\
「既製品じゃないですか」
「シェフがサボタージュ中でして」
「よく自信を持っておすすめしましたね」
「こちら大変美味しく仕上がっております」
「じゃあこのプレミアムオニオングラタンスープっていうのは?」
「そちらクノールでございます」
「すいません、粉末スープ以外はないんですか」
「1つだけ。オーナーシェフの特製ポタージュサボタージュというメニューも用意してございます」
「なるほど、店の名前を背負った看板商品ってわけですね。では、それをお願いします」
「かしこまりました。オーダー!ポタージュサボタージュ!」
/オツカレシター\
「あの、厨房からお疲れ様でしたって聞こえたんですけど」
「ええ、この注文が入るとシェフが早退するんですよ。だってこの店は『ポタージュサボタージュ』ですから」
サボタージュとポタージュは似ている。
/ナナナナー♪ナナナナー♪サボタージュポタージュ\
現代人にサボタージュとポタージュを
ふと我に返りましたよ。俺はいったい何を書いているんだろうと。頭がおかしいんじゃないか。ボンボヤージュを絡めたらさすがに手遅れだった。
もしかしたら疲れているのかもしれませんね。シェフよりも僕こそサボタージュするべき。
現代人、右手にポタージュ、左手にサボタージュを携えて生きよう。そうは思いませんか。
ちなみにじっくりコトコト煮込んだスープ海老の濃厚ビスクはマジで美味いです。
おじーでした。