おじ語り

思い立ったら色々書く。

MENU

なにか良いことをやろうとしている相手に「その前にやることがあるだろ!」って言うヤツ

 このページには広告が含まれています

自転車のヘルメット義務化始まったな

今月から自転車に乗る時にヘルメットをかぶることが義務化されましたね。義務と言っても罰則のない努力義務。

中小企業に対して「これは努力義務です!やってください!」と言っても「わかった!つまりやらなくていいんだね!」という認識になる程度の拘束力が売りの努力義務ですが、個人に対してはどうなんでしょうね。

僕も通勤に自転車を使うこともあるので、会社行くのに堂々とコンプラ違反はさすがにまずいだろう、模範社員に俺はなる!みたいなテンションで発注したんですヘルメッポ。

前にも書きましたが、つば付きタイプであれば私服にもまだ馴染むかなと思いました。表面処理もマットな感じがかっこよさそうじゃないですか。

そしたらこの商品の納期がなんと2ヶ月超ですってよ。3月頭にAmazonで注文して、届くのは5月の半ば。ヘルメットメーカーはヒーヒー言いながらも受注の大幅増を喜んでいることでしょう。

僕が注文した頃は5000円台だったんですが、その後すぐに8000円台になったり、今はちょっと落ち着いて7000円台になったりと、市場価格もかなり大きく動いているみたいです。みんな高値で掴むなよー。

ということで、義務化が始まったけど納品まではノーヘル生活。多分警察にも怒られないんだろう。努力義務バンザイ。

ヘルメット義務化に異議申し立てする人々

このヘルメット義務化に関して気になることと言えば、義務化反対派の主張ですよ。自転車乗る人が反対するのは全然わかるんです。共感すらする。だって面倒くさいもの。

でも「ヘルメット義務化の前にやることがあるだろう!」とか言う意見には大きな違和感を覚えましたね。

話の趣旨としては、信号無視や逆走が問題だからヘルメットとか言っていないでそっちを先に取り締まれってことだそうです。

いやね、そりゃ信号無視や逆走は駄目ですよ。明らかなルール違反だもの。でもヘルメット義務化の話と関係ある?

ヘルメット義務化したら信号無視や逆走が増えるわけじゃないし、むしろ交通ルールについて改めて考える機会になるまであるじゃないですか。

それをね、なにが「ヘルメット義務化の前にやることがあるだろう!」だよ偉そうにって思いませんか。あえてねーよと俺は言いたい。同時進行するにしても出来ることから早めに対策していった方が良いに決まってますもん。俺はこの世から逆走がなくならないとやっと届いたヘルメットをかぶっちゃいけないんか。

論点をすり替えて反対すると身動きがとれなくなる

仕事をやっていてもそうですし、生活の中で論点のすり替えと戦わないといけない時ってありますよね。

例えばなんだろう。「ペーパーレス化するためにスキャナーを活用しようぜ!」って言ったら「そもそも取引先からの紙の受け入れを0にすればいいんじゃないか?」みたいに話を膨らませてみんなを困らせるみたいな感じでしょうか。

「トイレを立って使うのやめて!」ってお願いしたら、「そもそも犬だってオスは片足あげてするだろう!じゃあ先に犬から取り締まれよ!」とか言う人。どうすんだ本当に犬に注意し始めたら。

大きいゴールを決めたら、やれることから1歩ずつ始めりゃいいのにあれも問題だ、これも問題だって口ばっか動かしてたら身動きとれなくなっちゃうんですよね。

なので誰かが誰の目から見ても正しいことを言っているときは「その前にやることがあるだろう!」みたいな的外れな反対はせずに、とりあえず協力の姿勢をチラ見せくらいするような人間になりたいなぁと思ったりしました。

おじーでした。