しょうゆ顔だのソース顔だの
人の顔を例える時に○○顔って調味料を使って表現することあるじゃないですか。ちょっと面白いですよね。
あっさり目の顔は塩顔とか酢顔で濃ゆい顔がソース顔だのバター顔って言われるんでしたっけ。なんとなく使われていますが、なんとなく分かるという絶妙な伝え方ですよね。
でも考えてみれば僕は誰かに調味料でいう○○顔と評されたことが一度もない気がします。なんでだろう。どう考えてもローズマリー顔だろ俺は。
そんなことを日々考えながら生きてきたら、肉そばで有名なラーメン屋さん丸源のアプリからとんでもない通知が飛んできましたよ。
今丸源さんは熟成醤油顔を募集しているんですって。
日本一の熟成醬油顔には賞金100万円とCM出演権
丸源のアプリって『丸源応援団』って名前なんですよ。オトクなクーポンが欲しくてインストールしたら僕もいつの間にか応援団の一員になっていました。
そんなことはどうでもいいんです。問題は熟成醤油顔ですよ。この度第一回『国民的熟成醤油顔グランプリ』が開催されることになったそうです。果たして第二回は開催されるのか。
内容としてはいたってシンプル。我こそは熟成醬油顔だ!という男女を募り、日本一を決める。
そして優勝したらラーメン職人役としてCMに出演する権利とその出演料100万円をゲットできるということですよ。凄くないですか。熟成醬油顔なだけで100万円貰えるんですって。
こうなってくると俺ってもしかしたら熟成醬油顔なんじゃね?という希望的観測がふつふつと湧き上がってくるではないですか。100万円欲しい。これはちょっと俺もイケるか検証してみないといけないな。
熟成醤油顔か確かめる
まずは丸源が言っている熟成醤油顔が何を指すのかを理解しておくことが重要です。
丸源の案内では「熟練した技術への自信と内に秘めた熱い情熱が滲み出る表情」が大事と書いてありますが、素人からするとちょっと捉えるのが難しいですね。
今回は優勝者がラーメン職人役に抜擢されることから熟成醤油顔とは美味いラーメンを作っていそうな顔ということで間違っていない気がします。ならばとびきりの美男美女が選ばれるとも限りません。ここがポイント。
その上で熟成醤油顔を自称するのは僕の自由ですが、ことCMと100万円を狙いに行くのであればそれは相手のあることです。丸源からしてみれば一番迷惑なのは応募で送られてきた写真と本人の印象がまったく違うということでしょう。
わかりました。まずはこの世で一番誤魔化しが効かない運転免許証の写真で熟成醤油っぽい編集をし、セルフチェックをしてみようと思います。
黒タオル、黒Tシャツを装備
まずは今年撮ったばかりの運転免許証の写真がこちらです。
運転免許証の写真って本当嫌ですよね。警察の担当がめっちゃテキトーなタイミングで撮ってきますもん。瞬きが怖くてまぶたが毎度プルプルします。
瞬きは会回避できたものの、この僕の最大の特徴はシャツのボタンを掛け違えているところ。これが5年間ついて回るなんてこの世は地獄です。30代も半ばだというのにシャツもちゃんと着れないなんて言語道断。とても美味しいスープを作るような熟成醤油顔とは言えないかもしれない。
でも物は試しです。ラーメン職人の基本装備である黒タオル、黒Tシャツを装備させてみましょう。
黒タオルと黒Tシャツを装備させてみました。
なんということでしょう。どっからどう見てもラーメン屋の兄ちゃんじゃないですか。だって一麺入魂とか言ってますよ。湯切り絶対上手いだろ。
ちなみにこれ黒タオルに見えてほとんど地の髪ですからね。デコとつむじしか塗ってない。まさか自分の天性の黒タオルっぽさが発覚すると思いませんでした。
僕ももう少し痩せたらいい男度が増すと思うんですが、ラーメン作るにあたっては痩せてたらやってられませんからね。やや過剰な頬の脂がむしろ良い味を出すトッピングではないかと思います。
我こそは熟成醤油顔
検証の結果、〇〇顔と言われたことのない僕は熟成醤油顔だったことが判明しました。このまま国民的熟成醤油顔グランプリに参加したら全国TOP5までは入れるのではないかと思います。
ただ応募にあたり、キメ顔写真、PR動画の撮影が必要になるなど心理的なハードルは非常に高いです。恥ずかしいですもんね。1次選考で絶対丸源の社員さんに「こりゃ熟成醤油ってかはにかみ醤油だなー」とか笑われるんです。なんやねんはにかみ醤油って。
一次選考を突破したら次は実際に演技審査とかが行われるみたいですよ。喜怒哀楽とか表現するんですかね。
我こそは熟成醤油顔だ!って人はとりあえず運転免許証の写真に黒タオル、黒Tを着せてみてはいかがでしょうか。思ったより熟成醤油かもしれませんよ。
ちなみに僕は参加するかは現状未定です。
おじーでした。