おじ語り

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歌詞に共感できるに共感できない

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歌詞に共感できるとかいう評価

先日訳あってTVを垂れ流さないといけないタイミングがありましてね。カウントダウンTVを観ていたんですよ。

今こんな曲が流行っています!みたいな紹介とともに、街頭でその曲に対する感想というか好きなところをインタビューするという構成だったんですけどね。

その日の目玉として紹介されたのが、シャイトープの『ランデブー』

今若者に大人気!とかナレーションが入り、画面は街頭インタビューを映し出しました。

ふいにインタビューを受けている人が「歌詞にめっちゃ共感できます!」とか言ったんですよ。

流し見ていた僕もさすがに仰天しましたね。おいおい嘘やろ!?って。

歌詞って言っても「透明な雨の中あの街でランデブー」だぞ。どんな状況だよ。

ほんでもって「即席の感情で書いてるこの詩はいつか時を超えて」だぞ!これに共感ってお前は歌うたいかよ。

一体どうやったらこんな歌詞に共感できるんだや!ってなりました。

そもそもその表明をするのってめちゃめちゃ心理的なハードルが高くないですか。

僕の場合は、なんとなく音楽を聴くから、このフレーズはキャッチーだなぁ!とか響きが素晴らしいなぁ!とか浅い部分では褒めることが出来るんですよ。しかし歌詞に共感できる!って言うともう読み込んで噛み砕いているのが前提ですもんね。いや、そんなの怖くて怖くて。

へぇ、共感ねぇ。この歌詞のどういった部分があなたのどんな気持ちに刺さったのかな?とか聞かれたらどうします?答えます?僕だったら泣きますね。

もしトリセツくらいわかりやすい天才の書く詩だったら、もしかしたら共感も出来るかもしらんよ。でも、ちょっとでもひねりを入れてくるようなアーティストの曲なんてもう無理。つまり大体無理。わかる〜って怖くて言えないもの。全然わかってないかもしれないし。

だいたい、世の売れた曲とかも共感なんて全然出来ないものばっかりだろ。サザンの『TSUNAMI』とかな。風に戸惑う弱気な僕。いくらなんでも弱気がすぎるぜ。

俺は歌詞に共感できるに共感できない。

おじーでした。