おじ語り

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益虫である蜘蛛も登場の仕方によってはさすがに追放される

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朝から蜘蛛がアクロバティックに登場

3連休の最終日、今朝は精一杯グータラするぞ!と気合を入れてベッドから飛び起き、無造作に投げておいた冬の強い味方、ニトリの着る毛布を羽織るべくバッと手に取りました。

そしたら足元にボトッと落ちる黒い影。

一瞬で僕の体は硬直し、寝起きの脳みそが暖機運転無しのフル回転を始めます。

まさかゴキブリか!?

今から着ようとしていた服の中にゴキブリが潜んでいたら。そんな恐怖について考えたことはあるでしょうか。

いつも人を驚かせては喜んでいる極悪人集団である富士急のお化け役たちですら、着替える衣装にそんな仕掛けがあったら腰を抜かして泣くことでしょう。

でも脳みそがフルスロットルで回転している僕はすぐに違和感に気づきましたよ。ゴキブリだったら落ちた瞬間物凄いスピードで逃亡し始めるんじゃないかと。カサカサという効果音とともに。

ではこの何故か逃げもせずにモジモジしている黒い物体がゴキブリであるはずがない。意を決して僕は視線をそいつに集中しました。

蜘蛛

蜘蛛!

黒ベースにちょっと白がなんか混ざったちょっとかっこいい蜘蛛。

足も含めるとちょいデカです。2cmくらいでしょうか。

あまり早く動かないので、見失わないように注意しつつ、スマホで蜘蛛の種類を調べることにします。

これはあれか?害虫を食べるから益虫って言われている部類の蜘蛛かな?って気になったんですよね。

検索した結果、情報が多すぎて完全に一致するような蜘蛛の種類はわからなかったのですが、とりあえずハエトリグモと呼ばれる蜘蛛じゃないかということで一旦の結論を出しました。

ハエトリグモはその名の通り、ハエを捕食するし、それこそ蚊やゴキブリに対しても飛びかかっていくバリバリの益虫のようです。

さぁここからは脳内裁判ですよ。

こいつがこれから家の虫たちをどれくらい退治してくれるのか。保険的に置いているブラックキャップよりも対ゴキブリ兵器として役立ってくれるのか。

そういったプラス要素も勘案して判決を言い渡します。

追放

判決は追放。この寒空の下に。益虫なのにごめんなさい。

いくら他の虫を食べてくれるからって、またそんな登場のされ方をしたら毎度ビックリする自信があります。あと虫を食べます!って言うお前も虫だろうが。鳥だったら愛でるよ多分。

せめて僕が起きて朝の珈琲を飲み終わる頃にトコトコと歩いてきて、おもむろに片足を挙げて挨拶をし、お邪魔しましたとばかりに物陰に帰って行くぐらいの愛嬌があれば同居の線もありましたが、ちょっと今回はおふざけがすぎましたね。

この家に住みたいのであれば、ちゃんと家事をするか家賃を負担してもらわないと。

大して虫も出ない我が家にて、蜘蛛は益虫ですって情報だけで優しくしてもらえると思ったら甘いよ!

ということで、悩んだ末にベランダに移動させました。正直真冬という寒い環境で彼が生きていけるかわかりません。蜘蛛の立場からすると鬼です。

数分後に確認したら姿を消していたので、なんとか強く生きていってくれ。別に命を奪いたいわけではないんだ。同居したくないだけ。隣の家のほうが優しいかもしれないぞ。

いざ益虫である蜘蛛でも驚かされるとさすがに国外追放せざるをえないという話。

おじーでした。