クラウンに乗ってみた
トヨタの高級車と言えばクラウンのイメージです。
昔は「いつかはクラウン」なんという合言葉があって、みんなの憧れの車だったらしい。
現在出ている物でも、本体価格で500万〜700万円、付属品つけたら800万円近くまでいくのでしょうか。
国内メーカーに限定して言えば、正真正銘の高級車ですよね。
そんなクラウンを先日運転する機会があったのですが、もうめちゃめちゃ驚きました。
えぇ…この機能いる?とドン引きするような無駄機能の数々に驚いたのです。
なるほど、高級車っていうのは要らない機能ばかりつけて値段を高くしているんだなと理解しました。
驚いた無駄機能① シートの位置メモリ!
まず、今回乗ったクラウンは借り物だったので、運転前にシートの位置調整が必要した。
普通だと、シートの足もとにあるレバーで前後調整、右手側にあるレバーで背もたれや椅子の角度を調整です。
しかし、足もとのレバーがない。
出ました電動ですよ。
よくわからんボタンでウィンウィン動かす仕様です。
逆に面倒くさいんじゃ。ガッチャンガッチャンやらせろ。
しかもですよ!なんと2名分まで椅子の位置や角度の保存機能がついています。
椅子の位置なんて毎日同じじゃろうが。
2名分と言っても多分クラウン乗っているおじさんは奥さんと車シェアしないでしょ。
シェアするくらいならクラウン代割って2台持ちするはず。
だから2名分のシート位置記録なんていらないし、自分だけ乗るなら1名分の記録すらいらない。
要らないものをつける喜びが贅沢。
驚いた無駄機能② ハンドルがあったかい!
運転してて、あとからじんわり驚いたんです。
あれ、なんか俺手汗でてない?熱ある?
いや、違うぞ。
このハンドル、手を温めるヒーターがついている!
いらんいらん、シートヒーターすらいらんのに、ハンドルヒーターはもっと要らん。
たしかに冬場の朝に車に乗って、車内が冷え切っていて寒いなぁと思うことはよくあります。
ですがハンドル握って「ひゃっ!冷たい!」なんてなったことはあるでしょうか。
車内がエアコンで暖まる頃、運転して動かしている手だけ更に温める機能なんてただの手汗増進装置でしかありません。
個人差はあると思いますが、運転していると助手席や後部座席に乗っている人より暑がりがちですから、むしろニトリのNクールみたいにひんやり素材にするべきです。
要らないものをつける喜びが贅沢。
驚いた無駄機能③ エアコンにナノイー
エアコンから微粒子イオンナノイーを発生させます。
効果は花粉や菌を抑制するとのこと。
これもシンプルに要りません。
ちょうどこの間自分の車のエアコンフィルターを交換しましたが、花粉やPM2.5はフィルターでカットできます。
その上、更に微粒子イオンで抑制します!みたいなのはどうでしょう。
実際の効果の程もわりと疑問ですし。
ハンドルヒーターほどではありませんが、やっぱり不要かなと思います。
要らないものをつける喜びが贅沢。
かっこいい機能 速度表示がフロントガラスに
これは正直テンションがちょっと上りました。悔しいけど。
普通の速度表示計はあるんですけど、なんかフロントガラスにも映るんですよ。
言葉で説明するのがちょっと難しいですけど、視野に直接情報を映すヘッドアップディスプレイというものだそうです。
イメージとしてはTVゲームで、ピストルを使う時の照準がプレイヤーの主観上にあるみたいな状態。
それで常に速度表示がされている。
これも必要か不要かで言ったら、全くもって要りませんが、かっこいい機能でした。
かっこいい機能をつける喜びが贅沢。
高級車の贅沢は無駄機能から成り立っている
いやー、こんな色んな機能つけるからこの車は価格が高いんだなぁと乗ってみてよくわかりました。
他にもナビの目的地をオペレーターにお願いして設定してもらうという機能もあるみたいです。
自分で設定したほうがずっと早いでしょ。
近年色んな車に標準で搭載されている自動ブレーキシステムみたいな安全性能はいくらあっても良いと思います。
事故が減ると明確に社会のためになるので。
しかし、今回挙げたような理解の及ばぬ無駄機能も世の中の高級車にはたくさんありそうですね。
ただ、この無駄機能たちが悪いとは一切思っていないです。
クラウンユーザーは本気でハンドルヒーター無いと生きていけないと思っているかもしれないし。
痒いところに手が届くどころか、痒くないところまでかいてくれるのが気持ちいいのかもしれません。
それこそがクラウンブランドでお金を出す価値だと言う人もいるのでしょう。
日本が誇るトヨタの利益につながるのであれば正直もっとやってほしい。
シンプルで安い物だけ使っている人より、無駄遣いしまくる人の方が経済回しているとも言えますしね。
そしたら、まだまだ無駄機能はつけられるはずです。
食パンを短時間で焼けるトースター機能とか美味しいコーヒーを淹れられる機能とかどうでしょうか。
本体価格50万アップで。
このアイデアでトヨタに採用されたい。
お問い合わせフォームから連絡待っています。
おじーでした。