1番若林楽人
秋山翔吾がメジャーリーグに行ってからというものの、ずっと1番打者が固定できていないライオンズ。
2連覇した頃より、いまいち勝てない原因の1つでもあると思います。
2020年シーズンは鈴木翔平がブレイクするかなと期待したものの、シーズン中盤から失速し、札幌ドームでの守備で怪我してからなかなか見る機会が減ってしまいました。
毎年シーズンの始まりは辻監督も金子侑司に期待して1番を任せるのですが、毎度全然打たないので結局下位打線に回る。
そんな感じで、1番打者については試行錯誤をまだまだ繰り返しているところですが、今年も期待の星が現れました。
2020年のドラフト4位、若林楽人ですね。
名前の読み方はガクトです。
なんだキラキラネームかと思われた方、なんと若林は寺生まれです。
寺生まれならガクトという名前もなんかしっくりきませんか。
その名前の由来は日本の古典音楽である雅楽の演奏家『楽人(がくじん)』から来ているそう。
キラキラネームどころかめちゃめちゃ歴史を感じる名前でした。
サンスポの記事によると指揮者という意味もあるようで、若林本人もキャプテンを務めること、責任を持つことが好きとのことで、実際に駒大では主将を務めていました。
先頭に立って引っ張るという思いが込められた自分の名前を大事に思っているそうです。
また、北海道出身ですが、父親がライオンズファンだった影響で小学生の頃からライオンズファンとのこと。
是非とも活躍して欲しいものです。
メディシンボール持ってるだけなんですけどこの色気🤭#埼玉西武ライオンズ#若林楽人 pic.twitter.com/2uEWV7TUbo
— ち ー た ん️ (@china8989) April 26, 2021
クールで落ち着いた表情がルーキーとは思えない。
職人チックな風貌が実にかっこいいと思います。
試合前のルーティーンがハーブティーってのもいいですね。
女性ファンも増えるのではないでしょうか。
4月までの活躍
4月前半の若林は一時は3割に乗せるほど、かなり打っていたのですが最近は22打席連続で無安打となってしまったりとかなりムラがあります。
まだ1年目なので、打撃の方は伸びしろが期待できます。パンチ力もあります。
そして凄いのは足。
今年もライオンズはそれほど打てていませんが、盗塁がめちゃめちゃ多く、機動力で戦っていると言ってもいいでしょう。
その中で一際輝いているのがこの若林。
現在12盗塁と2位の源田の7盗塁を大きく引き離しての独走中です。
まずは出塁をしなくてはいけませんが、このまま使い続ければルーキーイヤーで盗塁王なんていうことも考えられます。
日本プロ野球の歴史でこれをやっているのは赤星(39盗塁・2001年)と近本(36盗塁・2019年)だけ。
3人目に是非ともなってもらったらファンとしても嬉しいところです。
まだ始まったばかりなので、気の早い話ではありますが。
秋山が抜けて外野がいまいち手薄だったライオンズですが、今年はこの若林に愛斗と、若手が活躍しているので、未来が明るいです。
ライオンズのファンクラブのコンテンツでお気に入り選手が3人選べるのですが、期待を込めて若林を入れました。あと2人は栗山と森。
打って走って、そろそろ秋山の穴という単語を聞くこともなく、「ライオンズの1番には若林がいるからな。」というような選手になってもらいたい。
頑張れ若林、獲れよ盗塁王。あわよくば新人王も。
おじーでした。
若林楽人
本名:若林楽人(わかばやしがくと)
生年月日:1998年4月13日
身長/体重:177cm/ 72kg
出身:北海道
投打:右投げ/右打ち
経歴:駒澤大学附属苫小牧高-駒澤大-埼玉西武ライオンズ(2020年ドラフト4位)