レオパにとって温度管理は重要
当たり前のことですが、レオパは爬虫類。
つまり変温動物なので外気温に体調が大きく左右されてしまいます。
まず、野生のレオパはどんなところに住んでいるのでしょうか。
野生のレオパたちは国でいうとパキスタンとかアフガニスタンに生息しているということです。
パキスタンの天気
試しに本日のパキスタンの気温を調べてみました。
日本時間2020/7/6 17:00でパキスタンのカラチという都市の天気です。
最低気温27℃、最高気温37℃とのことです。
野生のレオパはそんな気温の中で暮らしているということですね。
なので家で飼う場合にも25℃〜30℃くらいにするのがいいと言われています。わが家では30℃くらいにしています。
日本も夏は暖かくていいのですが、美しい四季の国でもありますので、冬がレオパにとって辛い季節となってきます。
そんなレオパたちのために(というよりペット全般のためですが)ペット用品メーカー各社さんがいろんな暖房器具を出しています。
レオパ飼育に使われる代表的な暖房器具にパネルヒーターや遠赤外線ヒーター等があります。
電気代も安く、優秀なのですが、それらの機器の電源を入れっぱなしにしておくと温度が上がりすぎて危険な温度域まで上がってしまうことがあります。
かと言って暖房器具を使わなければ飼育はできませんし、常に飼い主が温度計をチェックしていることも難しい。
そこで必要になるのがサーモスタットです。
我が家で使っている2つのサーモスタット
今日はうちの2匹が使っている『イージーグローサーモ』と『タイマーサーモ』のレビューをしてみます。
イージーグローサーモ
使い勝手がシンプルでわかりやすいサーモスタットです。
後述するタイマーサーモは機器を繋げられるコンセントが2口あるのですが、イージーグローサーモは1口という作りです。
そのコンセントコードに暖房器具を差し込みます。
コンセントコードの他には吸盤付きの温度計がついており、レオパを飼っているケージの温度を計りたい箇所の壁に貼り付けます。
そうすると、設定した温度を超えると自動OFF、設定した温度を下回ると自動ONというった制御をしてくれるわけですね。
温度の設定は本体のダイヤルを回すことで設定ができ、設定可能の範囲は18℃〜40℃となっているので、もちろんレオパにぴったりとなっています。
一番の長所はシンプルなので価格が安いというところでしょうか。設定もとても楽チンです。
逆に弱点としてはその裏返しとなりますが、詳細な設定ができないところです。
タイマーサーモ
対しますは、マルちゃんの使っているタイマーサーモです。
こちらは上述したイージーグローサーモと同じ会社が作っているのですが、上位モデルといった感じでしょうか。
まずひと目見てわかるのは、デジタル表示!そしてボタン制御!
イージーグローサーモより電子機器感が強い見た目になっていて、サイズも一回り大きいです。
名前でわかる通り最大の特徴はタイマーでの制御ができるということです。
冒頭にパキスタンの天気は最低27℃、最高37℃というということを書きました。
そう、当然野生は日中と夜中で温度が全然違いますが、このタイマーサーモではその温度差を再現できるようになっています!
設定1と設定2という形で温度設定を分け、時間を決めるのですが、例えば7時〜19時の昼時間は31℃、19時〜7時の夜時間は27℃というように温度差を作り、自然環境と似せることができるのです。
イージーグローサーモだと設定は1つなのでずっと30℃みたいな設定にするのですが、それよりきめ細やかですね。
温度計についてはイージーグローサーモと同様です。
その他にも機器に繋げられるコンセントコードが2口なのですが、1つは照明用となっています。
爬虫類には紫外線を浴びないと健康を保てない種もいるので、そういった子達には紫外線を照射するライトをつけてあげるのですが、レオパは夜行性のため、紫外線を浴びさせなくともいいと言われています。
なのでレオパ飼育においてはあまり使いません。こちらもONOFFを温度と合わせて時間制御できます。
設定はデジタルのボタンでするのですが、たまにしか変えないので、どうやるんだっけ?と説明書を見ることもあります。全然難しいわけではないんですけどね。
このようにタイマーサーモはきめ細やかな設定ができるところが魅力です。
そしてやはり高機能なので価格はイージーグローサーモに比べるとだいぶ高くなってしまいます。
そこは唯一の弱点といったところでしょうか。ただライトをつなぐ場合は活用できるので更に選ぶ価値が上がるでしょう。
じゃあ結局どっちがいいの?
予算で選んでください!
ではなんのために比較したのか分かりませんので、どっちも使っている僕個人の意見ですが、レオパの場合はイージーグローサーモでいいのかなと思います。
その理由はサーモスタットの温度計による制御ももちろん重要なのですが、ケージ内に暖房器具を置く場所、当てる場所を考えて温度勾配を作ってあげることができるからです。
なので究極的には自分で暖かいところ行ってね、涼しいところ行ってねができるので、わりとアバウトでもいいのかなと。
ただしケージが小さくて温度勾配あまりつけられないよって場合はもっと考えるべきかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。