おじ語り

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『萌味』たかはしたまご 1個250円の卵

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たかはしたまごをお土産に

埼玉県西部の道を走っているとよく見かける看板『たかはしたまご』。

埼玉県日高市で卵を作っている老舗養鶏場です。もちろん卵が主力だけども、近隣の土産屋ではここの卵を使ったカステラなんかも見かけます。

キャッチコピーはたしか「もはや別ジャンル」。そんじょそこらの卵とウチは違うぞということ。長年地域に根ざして評価されてきたようなので、今回帰省のお土産に買っていこうと思いました。

萌味(めぐみ)は10個で2500円

帰る前に日高市の販売所へ行くとカタログに写真が載っているたまご職人のおじいちゃん(多分社長さん)がいたので直々に売ってもらいましたよ。

買ったのは萌味(めぐみ)という名の卵。

萌味パッケージ
萌味 卵

なんとこの1パックで2500円でした。10個入りなので1つ250円。いつもスーパーで買う卵のちょうど10倍くらいの価格設定ですね。

なんでこんなに高価なのかと商品説明を色々と読んでみるとほとんどが鶏の餌代によるものだそうです。

こだわりのエサ

トウモロコシは収穫後に農薬が使われるようなものは使わないし、特にこだわっているのが魚粉だそうで。通常エサの0〜3%くらい入っている魚粉をたかはしたまごでは10%配合しているのですが、釧路産の最高品質魚粉を使っているとのこと。

正直なんと釧路産!と言われてもスタンダードがどこ産なのかわからんのでなんとも言えませんが、そこはかとない自信を感じますからきっと普通は輸入品なのでしょう。

環境・純国産

あとは鶏舎について、よく聞く平飼いとかはしていないみたいですが、自然の風や太陽光をふんだんに取り入れて、ゆったりとしたスペースで自然に近い形で育てているそう。

そして鶏自体は純国産種ですって。これも海外で品種改良された鶏が一般的だそうです。

萌味の卵かけご飯

ということで、なんでこんなに高いのよということを自分にひとしきり言い聞かせた後は実食です。

いい卵あるある「卵かけご飯で食べがち」ということで卵かけご飯にしました。

萌味 卵かけご飯
萌味 卵かけご飯2

これもう黄身じゃないじゃん。朱身じゃんってくらい赤い。写真より実物の方がより赤く見えました。

恐らくこの色はふんだんに配合している魚粉の効果でしょう。アオアシカツオドリの足が魚をたくさん食べるほど青くなるのと同じで、卵の黄身も魚をいっぱい食べれば赤くなるのかもしれません。

もしかしたら人間も魚食べまくってたら何かしら発色するかもしれない。やるか。

色だけじゃなくてかき混ぜたとき、口に入れた時の濃厚さも凄いですよ。まったりとしてコクがある。卵自体の味が濃く、たしかにこりゃいい卵だなってのがわかります。

10倍美味しくはないけど、贈り物にはいい

普通の卵の10倍高いこの卵で作った卵かけご飯ですが、普段の卵の10倍美味しいかと言われたらそんなことはない。美味しいんですけど、まぁ甘めに採点して1.5倍くらいでしょうか。

逆に言えば、この差を出すためには凄いコストがかかるということですね。

自分では買わないけど、お土産として買うにはいいのかもしれません。鶏の種類から育て方、そしてエサ。同じ卵でありながら、普段食べている卵とは全く違うもの。

なるほど、たかはしたまごの看板に書いてある「もはや別ジャンル」の意味がよくわかりました。

おじーでした。