シャインマスカットを貰った
皆さん好きな果物を聞かれたらなんて答えますか?
僕は桃です。
毎年ふるさと納税を3自治体くらいにするのですが、必ずその中には返礼品が桃の自治体が入るくらい好きです。
でもそんな好きな桃、スーパーで買うときも桃は桃、あまり品種って気にしないんですよね。
不思議です。
イチゴだったら『とちおとめ』『さがほのか』『あまおう』なんて一般的にブランド名を前面に出して売っていることが多いですよね。
ブドウは巨峰だったり、デラウェアなんて品種名で売っているものもあれば、海外産のものだと赤ぶどう、黒ぶどうなんて売られていることもあるので、中間って感じでしょうか。
この差って一体なんなんでしょうね。
同じ果物界でもブランド戦略に違いがあるのでしょうか。
ブランド力。ブランディング。
これからの時代に物を売るには重要な要素ですよね。
アップルなんてブランド力凄すぎて何出しても高く売れますもんね。
さて、美味しいぶどうといったら何を思い浮かべますか?
まず巨峰が挙げられるかもしれませんが、いい勝負ができるくらい認知度が高いのが『シャインマスカット』ではないでしょうか。
大粒で、見た目も綺麗で宝石のよう。
そのシャインマスカット、今回いただきましたので食べました。
じゃん!
甘くてとても美味しいです。
ぶどうの種って間違えて噛んじゃうと渋いので、種が無くて皮ごと食べられるのも素晴らしい点ですね。
シャインマスカットの誤算
こんなに美味しいシャインマスカットですが、もちろん日本で作られた品種ですが、海外で品種登録をしなかったために制限なしで海外では自由に栽培されているらしいです。
なんでも国外に輸出するつもりはなかったからだとか。
せっかく日本で研究に研究を重ねて美味しく出来上がった品種が、海を渡ったところで安く売られている現状というのは悲しいものがありますよね。
ちゃんと海外でも品種登録すれば、シャインマスカットが栽培されることで、日本にもお金が入ってくるとか出来たのでしょう。
モラルで片付けられる問題ではないので、残念ながら認識が甘かったということになってしまうのでしょうか。
素晴らしく美味いけど、なんかちょっともったいないなーと感じますよね。
『あまおう』は凄い
スーパーでも品種名で売られているイチゴですが、あまおうって凄いんですね。
普通『あまおう』って品種名だと思うじゃないですか。あまおうの品種名って『福岡S6号』なんですって。ロボかな?
じゃあ『あまおう』って何?といいますと商標名とのこと。
なんで品種名はあまおうにしなかったのか。
他のイチゴは品種名と商品としての名前が一緒だから、研究開発が進んでどんどん美味しいイチゴが生まれたらそのうち過去のイチゴになってしまいます。
でも『あまおう』は品種名ではないから、めちゃめちゃ美味い新しいイチゴが生まれたら、そのイチゴに『あまおう』の名を襲名させることが出来るということなんですね。
だから福岡がその気になれば、『あまおう』は未来永劫イチゴ界の王者として君臨し続けることが出来るということです。
どうなるかわからないですけどね。
でも、名付けの時から未来を見据えてブランド戦略を練った生産者たちは凄いと思います。
桃のブランドは?
さて、僕の一番好きな桃を買おうとすると「〇〇県産 桃」としか書いていないことが多い。
それでいいのだろうか桃!?
イチゴでいうところの『あまおう』のような、誰でもすぐに「あぁ、あのいいやつね」とわかるような桃が流行ってほしいと思います。
実はそういう品種がもうあるのかもしれませんが、あったらぜひ皆さん教えて下さい。
食べます。