戦国無双5はキャラデザを刷新して発売
コーエーテクモの戦国無双シリーズが好きです。
特に石田三成が初登場した戦国無双2。
当時中学生くらいだったでしょうか。大変な衝撃を受けました。
なんだこのイケメン武将は。昔こんなカッコいい人たちが国を動かしていたのであれば、それは日本は素晴らしい国に決まっておるではないか。
ガハハ。
そんな感じでした。
思春期の頃に刷り込まれた価値観ってのは根強いもんです。
その頃から僕は心は西軍。ジャイアンよろしく「おぉ、心の殿よ!」と三成を心の殿に認定し、姿勢はもちろん反東軍。なにか嫌なことでもあろうものなら二言目にはおのれ家康です。
司馬遼太郎の関ヶ原を読んでは三成に思いをはせ、ドラマ関ヶ原を観ては三成に思いを馳せるということをしてきました。
そうです。ずいぶんと長いことにわか三成ファンをやってきましたね。
しかしその原点はやっぱり戦国無双。
全てはコーエーが三成を超絶イケメンに描いたことから始まったのです。
その性質はみんな大好きツンデレのど真ん中。
想いは熱いが素直に伝えられないその不器用さに身悶えた女子は数知れず。(知らんけど)
戦国無双きっかけで西軍についたのは僕だけではないはず。
人気投票ではいつも三成が1位。
戦国無双シリーズの尽力もあり、かつては不人気だった三成は今や押しも押されぬ人気武将です。
三成を応援していると、相対的に家康はちょっとってなる。
実際人気投票の結果を見ると50位だもの。
数ある戦国武将のTwitterアカウントでも石田三成がフォロワー数No.1ですからね。
戦国無双シリーズの人気投票だけで戦国武将を語るわけにもいきませんが、1つの傾向として捉えても良いと思うんです。
そんな戦国無双の最新作が『戦国無双5』が今月発売ということで、トレーラー観てみたんです。
さすがにもう長いことシリーズを続けていたので、ネタが尽きたのでしょうか。
思い切ってキャラクターデザインと時代背景を大幅に変更したようです。
魔王扱いだった信長が、まるで今までのシリーズで言えば真田幸村チックな爽やかな主人公扱いになっているではないですか。
それはいいでしょう。
信長は主人公張るには誰もが相応しいと考えるでしょうからね。
しかし、大問題を見つけてしまいました。
家康の超絶美少年化
これまでの戦国無双での徳川家康のキャラデザと言えば『ちょっと綺麗なタヌキおやじ』です。
下手したら綺麗ですらないかもしれない。
配下がかっこよかったりしますが、家康には全然ときめかない。
製作陣が積極的に西軍についているとしか思えませんでした。
製作も西軍、プレイヤーも西軍ですから、そりゃ家康が何を言ってもハイハイ、ワロスワロスとしか思えません。
ただ、今回発売の戦国無双5はキャラデザが刷新されています。
家康はどうなったと言えば、こうなりました。
は?誰この美少年。
超かわいいんですけど。
俺の知っているタヌキオヤジはいずこへ。
そりゃ、信長が青年になったなら9歳年下の家康は少年ですよね。
三河を治める小大名の嫡子。
人質として今川家に入るため駿河に向かう道中、信長に捕らわれる。その際、信長の芯の強さに憧れ「兄上」と呼び慕うようになり、織田家の盟友として共に戦うことに。
慕っている信長のことを「兄上」って呼ぶらしい。
は?かわいいんですけど。
タヌキオヤジの家康がかわいいとかどう考えても駄目だろう。
三成不在の間に家康ファンが増える恐れあり
時代の設定的に仕方がないのでしょう。
公式サイトを見ると人気No.1キャラ石田三成の戦国無双5への登場は無いようです。
コーエーも思い切りましたね。
せっかく超絶イケメン三成効果で現代で勢力を伸ばしてきた西軍ですが、これから戦国無双デビューを迎える若人たちは新生徳川にコロッとやられる可能性が見えてきました。
三成不在の間にです。
ナンバリングタイトルは全て買っているので、価格が落ち着いてきた頃に僕も戦国無双5を買うことになると思います。
その時油断してはならない。家康に心を奪われては。
中学生の頃に殿に忠誠を誓っただろう。今は殿の留守中だ。
そう自分に喝を入れながらプレイすることになりそうです。
正直楽しみです。
いずれ発売されるであろう戦国無双6や7では三成の再登板が予想されます。
ちゃんと今まで通り、いや今まで以上にかっこよく描いて欲しいものです。
西軍の皆さんは節度を持って戦国無双5を一緒に楽しみましょう。
おじーでした。