マックの新レギュラーメニュー『サムライマック』
マクドナルドのグランマックシリーズがレギュラーメニューから解雇されてしまいました。
グランマックのバンズのふわっとした食感と味わいが好きだったのに。
そして新レギュラーメニュー『サムライマックシリーズ』が4月7日から販売されています。
炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフバーガーと炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフバーガーの2種類です。
いったい何が侍なんだ!
2つのバーガーの共通点が、
「香ばしく焼き上げられたつなぎの入っていない厚みのある100%ビーフ」を使っていること。
「香ばしくトーストした、けしの実を使用したバンズ」を使っていること。
「たっぷり入れたたまねぎの甘さや、にんにくによるコクがあとを引くおいしさの香ばしい炙り醤油風のソース」を使っていること。
この要素のどれか、または全てが侍要素を持っているに違いありません。
さっそく食べてみましょう。
炙り醤油風ダブル肉厚ビーフの中に侍を探す
こちらが買ってきたサムライマックの炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ。
パティが分厚くボリューミー。
分厚いパティ
この分厚いパティが侍要素でしょうか。
分厚い肉が2枚とは力強さを感じます。力強さが侍っぽいと言えなくもありません。
しかし待ってください。
昔から日本には『武士は食わねど高楊枝』なんて言葉もあります。
侍はむしろ質素で正しい生活をするもの。
質実剛健を地で行ってこそ侍。
分厚いパティは侍的にはマイナスポイントと言えましょう。
パティで侍要素を演出するのであれば、当然肉抜きとなります。
分厚いパティに侍の魂はありませんでした。
香ばしいケシの実バンズ
香ばしいケシの実トッピングがなされたバンズが侍要素でしょうか。
確かにケシの実という危ない響きと、研ぎ澄まされた刃のきっさきにもよく似た侍の危うさは通ずるところがあるやも知れません。
しかしちょっと待ってください。
大名から武士の給料が何で払われていたかを考えてみてください。
米ですよ。
そしたら侍バーガーと言うのであれば、ライスバンズいや、お米バンズにするのが当然ではござらんか。
バンズからも侍要素を見出すことは出来ませんでした。
炙り醤油風のソース
ならば残された「たまねぎの甘さとにんにくのコクが美味しく香ばしい炙り醤油風のソース」が侍要素で確定でしょうか。
醤油という日本の心とも呼べる醤油を味付けの主役に据えたのは侍に通ずるといっても良いでしょうか。
しかし惜しむらくは「炙り醤油風」
風ってなんやねん。
炙ってはいないのに炙ったっぽい香りに仕上げましたということでしょうか。
それじゃまるでハイテク侍。
ゼンマイ侍かマックか。
醤油だから侍と言っていいのか疑問の余地がまだ残ります。
侍とサムライは別物。
ここまで書いて気付きました。
このサムライマックは侍マックではないことを。
このバーガーは世界から見たサムライを表現したバーガーなのだと。
力強く、危うく、ハイテクなのがサムライ。
僕はそう解釈しました。
もちろん味は美味かったですよ。当たり前じゃないですかマックですよ。
ガツンとした肉のボリュームと香ばしく甘いタレ。ちょっとマックポークにも通づる味わいのソースでした。
シャキッとしたオニオンがけっこう存在感あっていいアクセントになっています。
でもやっぱりマックの全メニューの中でダブルチーズバーガーが一番美味いんですけどね。
このサムライマックはレギュラーメニューということで、当分なくならないでしょうから、ダブルチーズバーガーを食べつつ、ガッツリ肉を食べたい気分の時にたまにチョイスするかもしれないという位置づけですね。
もしマックのクルーが読んだらサムライマックがなぜサムライなのか教えてください。
おじーでした。