サバイバルゲームに誘われた記憶
世には色んな人がいて色んな趣味があります。それはほとんど僕のまだ知らない世界のことが多いので、よくわからんことに誘われたらありがたく一度飛び込んでみるというのが僕の基本スタンス。
例えばSNSで自分のダンスの動画とかを上げている人の気持ちが心の底から全くもって理解出来ないんですけど、「おじー!俺と一緒に踊ろうぜ!」とか爽やかに言われたら驚異のリズム感のなさを見せつけてやるのもやぶさかでないですよ。
サバイバルゲームの時もそうでしたね。エアガンで撃ち合うとかいうあの恐ろしい趣味です。
今だったらご時世的にさすがにドン引きして不参加だったと思いますが、その昔に誘われた時は、聞いたことはあるけども実際どんなもんなんだろう!と参加してみたんですよ。
あれはやっても理解出来ませんでしたね。
自己申告制
まずサバイバルゲームとかいう生きるか死ぬかみたいな仰々しい名前のくせにルールがめっちゃクリーンなんですよね。
勝ち負けの判定基準が自己申告制。
相手の撃ってきた弾が自分に当たったら挙手して「ヒット!」とか言ってすごすごと待機室みたいなところへ帰るんです。おいおい、なにがサバイバルゲームじゃいっていうね。
サバイバルゲームっていうくらいなら僕は「ヒット!」とかかっこよく言ってないで「ぐぬわぁぁー!やぁられたぁー!!!」とか叫んでゲーム終了まで倒れていたかったです。
その方がサバイバルゲーム感ありません?なんでさっきまで撃ち合いしていたのに、弾当たったら急に委員長みたいにならんといけないの。バッと手を挙げ「ヒット!」ですよ。変なの。
めっちゃ痛い
その自己申告制ってルールだから、自分に弾が当たったかどうかって常に気を配っていないといけないのです。敵のために。
だからあんまり厚着で走り回っているとBB弾が当たっても気付かない可能性がある。知らないところでルール違反をしかねません。
防御力を高めすぎることは出来ないんですよね。中綿入りのスノボのウェアとか着たら安心なんでしょうけど。
で、そんな気持ちでいざ撃たれるとめっちゃ痛い。ヒット!とか言っている場合じゃない。ウッ、ヒット!ってまず呻いちゃう。
どんくらい痛いかって帰ってシャワー浴びた時にドン引きするレベルでアザがぼつぼつ出来ているくらい痛いです。体がディアボロの髪の毛みたいになっていましたからね。いや人前で服を脱ぐ仕事をしてないで良かったですよ。
しかも危ない
初めてのサバゲーだったので装備は全レンタルしました。その時の僕の姿がこれです。
めっちゃ強そうに見えませんか?気のせいですからね。このゴーグルあるじゃないですか。前が網になっていてBB弾を通さないようになっているんです。安心だと思うでしょ?
ところが、ある時こめかみ周辺に弾が飛んできてバンドに当たったんですよ。まさにヘッドショット。
そしたらブチーン!ってこのゴーグルのゴムが切れましたからね。超焦りましたよ。写真よく見ると糸だかゴムだかがほつれている痕跡が見えますもんね。右目のしたのビロンはなんじゃい。
すぐにストップをかけたので無事でしたが、仮に第2第3の矢が飛んできていたらと思うと怖くて今でも寝ている時に目が開けられません。
整備されているであろうレンタル品ですら全く信用ならないのがサバイバルゲームです。その瞬間はその日一番デッドオアアライブを感じました。もしかしたら僕の頭がデカすぎただけかもしれません。
どちらにしろ恐ろしいぞサバイバルゲーム。
もう二度とやらない
ということでサバイバルゲームは、委員長、痛い、危ないといった感じです。
もう誘われても二度とやることはないでしょう。好きな人は好きなのかもしれないけど、きっとその人はドMだと思う。
だって撃たれたらめっちゃ痛いのに、逆にこっちが撃ったとしてもヒット!って言われるだけですからね。多分ドSには物足りませんよ。
是非皆さんにも一度体験してほしいなと思います。きっと僕と同じ感想になるでしょう。
おじーでした。