レオパのウンチにも調子がある
ペットの健康のバロメーターと言えば、食欲とうんち。
そう言っても過言ではないでしょう。
レオパを飼っていると基本的には食べたら翌日~2日後くらいにはコロコロしたウンチを出すのが、定番なんですけど、たまになかなか排便をしないなとか、したものの形状がいつもと違うな、水っぽいなとか色々と気になるような時もあります。
そうなってくるとまず気をつけるのは温度です。
お腹が温かいと消化も促進されるので。
では、温度に問題はないとなると腸内環境が気になってきますよね。
人間もヤクルトやヨーグルト、人には人の乳酸菌、ビオフェルミンを常飲したりして日々腸内環境を整えますね。完全に僕の事ですが。
レオパたちの人工フードについても原材料を見ると、腸内環境への配慮が見られます。
我が家で愛用しているレオパブレンドフードも原材料を見てみると「乾燥酵母」が入っています。
人間で言えばエビオス錠のようなものでしょうか。
レオパドライでは酵母菌に加え、独自の機能性善玉菌である「ひかり菌」を配合しているので、ウンチの臭いを抑えますとまで謳っています。
こういった腸内環境を整える成分を配合してくれている人工フードだと話は早いのですが、餌に虫を使っている場合はどうでしょう。
コオロギをはじめとする虫たちは食物繊維も豊富なので、腸に悪いということはないと思います。
ですが、酵母菌などを積極的に配合した人工フードに比べて良いとは考えづらいです。
特に活き餌より栄養が劣ると考えられている乾燥させたものや冷凍させたものについてはなおさら。
そんな時にはやはりお馴染みダスティング。
虫の餌にはカルシウムパウダーを添加して、栄養を強化してあげるのが一般的ですが、爬虫類用の整腸剤もあるんです。
その名も『レプラーゼ』。
爬虫類のお腹を守る腸内細菌レプラーゼ


こちらがレプラーゼ。きな粉のような粉が入っています。
使われている原料は「乳酸菌、酪酸菌、糖化菌、ビール酵母、たん白質分解酵素、脂肪分解酵素」菌の酵素のオンパレード。
効果としては、生きた腸内細菌が爬虫類のおなかの細菌バランスを正常に保ち、整腸作用による摂餌の促進と栄養吸収力の強化をする。また腸内の病原菌の増殖を防ぐということ。
僕もコオロギを与える時に使っていました。カルシウムパウダーとレプラーゼを両方コオロギにまぶして使います。
純粋なコオロギより若干食いつきの良さが落ちる気がしますが、ちゃんと食べてくれます。
正直普段はそこまで必要性を感じないのですが、与えすぎによる害がない整腸剤は薬というよりは健康維持のためのサプリメントという使い方になるので、普段から与えておくと安心です。
それから役立つのは拒食時。
拒食の時には、すり潰したコオロギやすり潰して水溶かしたフードを流動食として舐めさせることがありますが、そんな時にレプラーゼを混ぜることで、お腹の調子を良くして食欲の回復を伺うということができるんですね。
結局レオパの拒食は環境さえ問題なければ、時間が一番の薬な気はしますが。
しかし飼い主として回復に協力できるもんならしたいところです。
よくヨーグルトを舐めさせるという方法を目にしますが、これも多分乳酸菌の効果を期待しているのだと思います。
色んな人が実践しているようですが、個人的にはわざわざレオパが食べてもいいのかよくわからない牛乳由来のものを与えるよりも、せっかく爬虫類用の腸内細菌が売っているのですから、こちらを与える方が間違いないと思います。
腸の健康が体の健康なのは人間もレオパも同じです。
普段の餌にプラスアルファで添加してあげるのもいいですね。