おじ語り

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コロナ禍を歌ったamazarashiの『令和二年』がたぶん流行る

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令和二年を振り返ると…

今年ももう終わりということで、1年を振り返ってみると。

例えば毎年発表されている今年の漢字が「密」になったり、流行語大賞も同じく「3密」になったり。

まさに新型コロナウィルスに振り回されっぱなしの一年でした。まだまだ過去形で語れないところが切ないですが。

きっとこの一年に対してはそれぞれが色んな思いがあると思いますが、だいたいの人がなにかしら辛い思いをしたんじゃないかと思います。

個人的な話だと僕も働いている会社の売上に影響が出て、昨年比でだいぶお給金が減りました。

それでもまぁ普通に暮らせてはいるので、非常時だし仕方ないと思えます。

だけど可哀想だと思うのは、運悪く今年なにかの節目を迎えた人たちですよね。

一番大きいところではオリンピックでしょうか。

観るだけの僕らからすれば、1つの娯楽が無くなった程度ですが、目指してきた人たちはそれこそ人生を懸けて努力を積んできたことでしょうし、その悔しさ、やるせなさについては想像も出来ません。

ライフイベントでは、結婚式が延期になった友人もいました。親戚のお見舞いに行けないという友人もいました。

また内定取り消しになった就活生もいれば、入学式や卒業式が出来なかった学生もいるでしょう。

今まで当たり前に出来ていたことが急に出来なくなった人たちの無念さは想像に難くありません。なんで今なんだろうと絶対思います。

そこで、本題ですがamazarashiが12/16に『令和二年』という曲をリリースするんですが、まさにそういった気持ちを代弁してくているような歌で衝撃を受けました。

amazarashi自身も10周年ということで、大きなツアーをやろうとしてたところをコロナ禍によって延期になってしまったということがあったようです。

秋田ひろむさんの書く歌詞は他のアーティストよりずしんと心にくるものがあるのですが、今回もまさにそうです。

amazarashi 令和二年

最初から最後まで歌詞が良いんですけど、特に刺さったのが一番最後の部分。

 

先は見えない「けど大丈夫」

僕に嘘をつかせた 令和二年

ここ!

大丈夫と僕に嘘をつかせた令和二年。

僕は大丈夫だよっていう言葉は3段階あると思うんですよ。

気軽な大丈夫

大したこと無い問題なら心の底から大丈夫って言えます。なんなら嵐の「きっと大丈夫」をノリノリで歌ってあげてもいいです。時間があればフリも覚えましょう。

大丈夫って言っていいかわからない

本当に辛そうな人には無責任に大丈夫!なんて言えません。こちとらなんにもわかっとらんので。

相手からしても何を気楽なこと言っとるんじゃとなりかねないかな、なんて余計な心配をしてしまいます。

大丈夫って俺が言って良いのかなのフェーズです。

その先にある大丈夫としか言えない大丈夫

そして更に深刻になると、今度は大丈夫しか言えなくなります。相手にも言い聞かせるより自分をも自分の吐いた言葉でも騙したくなるような状況ですね。

勝手なイメージですが、秋田さんはうわべだけのことや無責任な言葉は使わない人だと思うので、そんな人がつい大丈夫だよと言ってしまうような大変な状況なんだなということを感じさせられます。

共感する人から支持されて流行りそうな令和二年

大変な一年を歌った曲ですが、心に刻んでおかないといけない歌詞もあります。

コロナ禍で感染者にひどいことを言ったり、東京から田舎へ帰ってきた人に対して脅迫めいた手紙を投げ入れたりと、心が痛むようなニュースもよく見ました。

目に見えないものの恐怖からくるものでしょうが、おっかないことです。

言葉は人を傷つけることも出来れば、逆に優しく使うこともできる。

どっちに転ぶかは自分の意志次第なので、そこらへんは意識しつつ生きていきたいものですね。

うーむ、これは流行る。

色んな心情を歌っていますが、必ず共感する部分があると思います。

Spotifyの日本トップ50に入ってくるのを楽しみにしています。

おじーでした。