7月から楽天モバイルのプランが刷新
これまで楽天モバイルと言えば、格安SIMを除けば、その料金の安さで注目を受けて契約数を伸ばしてきました。
長らく月々のデータ通信量が0〜1GBであればいくら通話しても料金は無料というインパクトのあるプランが人気だったようで、最近では人によっては1台のスマホに2つのSIMを入れるデュアルSIMなんて活用をしている人も多いみたいですね。
ですが、この度ついにその0円の枠は廃止するようです。
「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」と三木谷社長 楽天モバイルは4000億円の赤字 有料化で改善へ - ITmedia NEWS
ぶっちゃけ0円で使われて続けても困る。ってぶっちゃけすぎじゃないだろうか。そもそも0円プランを出したのは楽天側だし。
ということで、7月から新しくプランは刷新されて、『 Rakuten UN-LIMIT Ⅶ』になるそうです。
もうプランの刷新も7回目ってことですか。展開が早いですね。
最低金額が1,078円になり、データ通信20GBまで2,178円、無制限で3,278円になるということだそうです。
けっこうな衝撃が走っているようですが、まぁメインで楽天モバイル使っている人にはむしろ歓迎して良い内容なんじゃないかと思います。
どんな人が困るのか
ただでさえスマホの利用用途はどんどん広がっているじゃないですか。さらに画像の高画質化は進み、SNSには当たり前のように動画が溢れていますし、意識しないでスマホを使っていれば月々のデータ通信はあっという間に1GBなんて超えますよ。
そもそも楽天モバイルをメイン回線で使っている人ってそもそもお金払って使っていると思うんですよね。
じゃあ0円で使っていた人って楽天モバイルをサブ機として、例えば無料通話だけ使いたいといったような補助的に使っている人が多いと思うんです。
よっしゃ、楽天モバイルはサブ回線として0円で運用しちゃろ!なんて人はおそらくコスト意識が高いので、きちんと0円運用になる使い方をもう確立していると思います。
同じプランをずっと提供し続けていてもその人たちが今後楽天モバイルにお金を落とすようになることは多分ほぼない。
先日大盛無料サービスは並盛の人の犠牲の下に成り立っているって話をしましたが、考えてみればこれも一緒ですね。
楽天モバイルが儲かって仕方ないってんならそれでも良いと思いますが、実際は大赤字の事業なので、企業として収益を上げられるようにテコ入れしていくのは当たり前っちゃ当たり前。
サービス開始時にお客さんを集めるために出血大サービスして、段々と引き締めていくのはありがちですが、やっぱりお得感が消えていくので印象が悪いんですよね。
楽天市場のポイント付与率は良くなる
僕としては元々毎月10GBくらいのデータ通信をしているので、プランが変わっても2,178円支払うのは変わりません。
なのでこのプランの刷新については完全に「まぁ別にいいんじゃない?」ってスタンスというかむしろ歓迎しています。なぜなら楽天モバイルを利用していると楽天市場のポイント付与率が良くなるということだから。
今は楽天モバイル利用で+1倍のところ、新プランスタートで+2倍へと条件が良くなります。加えて楽天会員ランクによっては更に+1倍となるとのこと。
その他にも楽天カードの利用等と組み合わせることで、最大6倍との表記も見られるので、元々お金を払って使っていた楽天経済圏ユーザーにとってはちょっとだけお得になりそうなです。
利益改善なるか
楽天モバイルが新プランを発表ということで、使い方によってはショッキングな内容だったと思いますし、実際使い方の変更を余儀なくされるという人もいるでしょう。
ですが、楽天モバイルをメイン回線として使っているほとんどの人には、あまり関係がないどころか、お得になる可能性すらあるということでした。
ユーザーとしては応援していますので、今回の変更が黒字化に向けてのいい一手となればいいなと思います。
今はプラチナバンドの獲得に向けて色々と頑張っているみたいですが、どうなることでしょうね。なかなか簡単にはいかないみたいですね。
電波のつかみやすさという点では未だに明らかな弱点なのは否定できないので、地道に改善して欲しいものです。
おじーでした。