おじ語り

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エブリデイペペロンチーノという若き貧乏人の知恵

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誰にも節約が必要な時がある

つい先日も電気代が上がるってニュースがありましたが、ありとあらゆる物の値段が日々上がっているので、皆さん自然と節約に意識が向いているようですね。はてなブログのみんなのお題にもこんなものがありました。

お題「節約する(ケチる、ともいう?)のが好きですが、みなさんの節約術を教えてください。ぜひ参考にさせていただきたいです。」

節約術教えてくださいですって。

僕は浪費家ではありませんが、倹約家でもないので他人様に紹介できる節約術ってのは持っていません。

ただ新社会人時代はいつも金欠でした。どれくらいお金が無いかって一時不停止で警察に怒られて課された反則金7000円がすぐに払えなかったくらいお金がなかったですね。そうすると2回目の請求がくるんですよ。怖くないですか。

なので環境に強制的に節約させられていた時期はありました。

エブリデイペペロンチーノ

当時の僕は毎晩ペペロンチーノを食べていました。お金ないから。

ペペロンチーノは原価と美味さの比だけで言えば最強の料理だと思います。

オリーブオイル、ニンニク、唐辛子、塩、パスタ

これだけ常備しておけば、好きな時に好きなだけお腹いっぱい食べられますからね。しかも料理として完成されているもんだからしっかりと美味い。そして簡単、早い。

僕の貧乏の先輩は『小麦粉を水で練って焼いて食う』という荒業を持っていましたが、さすがにそのレベルまでは僕は到達出来ませんでした。むしろ良かったけど。

来る日も来る日もペペロンチーノ。そんなペペロンチーノ生活からどうやって解放されたのかはもう覚えていませんが、給料が増えたというより生活スタイルを改善したという方が明らかにデカいと思います。

節約はデカい出費から

実際のところ、自炊の内容をちょっと変えたからって大した節約にならんのですよね。毎日ペペロンチーノなんて意味ない。

300円かけて20日自炊した場合と100円に抑えて20日自炊した場合とで月に変わる食費ってたったの4000円。涙ぐましい1ヶ月の努力は飲み会一回分に全く足りないのです。

そしたらその出費の大半の占める飲み会を1回減らせよと思うのですが、若かりし頃の僕に言っても通用しないでしょう。

じゃあやっぱり住居ですかね。出費のうち家賃が占める割合って凄いデカいじゃないですか。

借りているアパートを駅からちょっと離すか、一駅田舎にするか、若干古くするかで一気に1.5万、上手くいけば2万は節約できるので、お金に余裕がないうちは家探しの条件を良くしすぎないことだろうなと思います。

小さいことでチマチマ節約するのももちろん悪くないですが、効果を考えるならデカい出費に優先的にメスを入れていくのが賢いんでしょうね。

でもイタリア人には感謝している

振り返ればなんと愚かなペペロンチーノ生活だっただろうと思いますが、当時は真剣に貧乏していました。頑張って食費を削らなきゃ!みたいな。きまぐれで宅配ピザは頼むくせに。

でもね、ペペロンチーノは実に偉大な開発ですよ。マジでイタリア人ありがとう。むしろグラッツェ。

シンプルかつ安価な材料、簡単な調理方法で毎日食べられるんですもん。塩むすびだって美味いけど、毎日ペペロンチーノか毎日塩むすびだったら絶対ペペロンチーノがいいですよ。

だしの素やめんつゆを入れれば和風になるし、辛味を強くしたければ唐辛子を多く、疲れ気味だからニンニクマシマシ、今日は贅沢にベーコンをトッピングしよう。ほら、ちょっと挙げただけでもペペロンチーノの奥行きが半端じゃない。

栄養価的には炭水化物に偏るだろうから長期に渡ってはやめた方がいいと思うけど、お給金が少ないけど、体は強いみたいな若手時代には正直やってみてもいいとすら思います。意外と苦痛じゃないから。

若かりし日の節約術、エブリデイペペロンチーノについて。

おじーでした。