おじ語り

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素人は煮込みハンバーグを作っておけばいい

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ハンバーグの難しさは生焼け対策じゃないだろうか

ハンバーグって単純そうで、意外と難しい気がする。

ステーキなら生焼けを食べたところで大した問題はないけど、ひき肉を使っているハンバーグはレアというわけにはいきません。

食中毒の原因になる大腸菌って肉の表面にいることが多いらしいので、ステーキってレアでも美味しく食べれますが、ミンチ肉だとその表面にいた菌たちが広がってしまうそうなんです。

なのでハンバーグは中心までしっかり加熱せねばならんわけですね。

おいおい!俺の好きなハンバーグの店はレアなハンバーグを提供しているぞ!と言う方もいらっしゃるかもしれません。

特に有名なのが静岡の『さわやか』でしょうか。実は行ったことありません。

行ってみたいのですが、待ち時間がえげつないという噂を聞いているのでしり込みしています。

公式ホームページで自社のハンバーグが安全な理由を掲載していました。

www.genkotsu-hb.com

かなり徹底して安全管理していることが伺えます。

僕の住んでいる地域だと『フライングガーデン』という店が牛肉100%のハンバーグを提供しているので、よく行きます。

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こちらもちょっとだけレアなハンバーグです。

美味いです。

公式ホームページで食の安全についてのコメントを出していました。

フライングガーデンからのお知らせ

他社での病原性大腸菌0-157による食中毒報道がなされておりますが、フライングガーデンでは、飲食事業に携わるものとしての一番の使命は、食品の安全・安心の提供であると考えております。
爆弾ハンバーグをはじめとして、全ての牛肉製品について、厳格な安全確認、衛生管理を行っております。
フライングガーデンは、これまでも、これからも安全・安心でおいしい商品を提供して参ります。

引用:メニュー情報|爆弾ハンバーグ フライングガーデン-THE FLYING-GARDEN

さわやかほど詳細には語っていませんが、やはりこちらも世界一安全と言われるオーストラリア・ニュージーランド産の牛肉を使って、調理についても安心を追及しているとのことでした。

どちらもレアのハンバーグを出すのに細心の注意を払っていることがわかります。

逆に言えば、それくらい気をつけていないと取扱いできない商品ということなのでしょう。

なので、食の安全のためにも家庭で生焼けのハンバーグを作ってはならん。

スーパーで買ってきた合いびき肉を手で捏ねるんですからね。

ただ一言で火を通すと言っても難しい。

小さければ、なんやこれミートボールじゃあねぇか!となりますし、デカくしたら中心まで火が通りづらい。

かといってよく焼きにすれば表面が焦げる。

あちらを立てればこちらが立たない的なことになってしまいがちです。

そして僕はついに悟りを開きました。

僕みたいなハンバーグ素人は煮込みハンバーグを作っておけばいいと。

ミスター味っ子にヒントを得る

この間ミスター味っ子がkindleで全巻55円で売っていたので、とりあえず買ったんですよ。もうキャンペーン終わっちゃったかもしれません。

話の進行がわりとワンパターンで、正直なところなんでこの漫画昔流行ったんだろうという感想を持ちつつ読んでいるのですが、この漫画の良いところは出てきた料理を作りたくなるところです。

第8話「串焼きハンバーグ」 の回ではライバルがまさに煮込みハンバーグを作っていました。

一度強火でこんがり表面を焼いて、肉汁を内部に閉じ込める。

そしてソースで煮込みじっくりと火を通す。

そうすれば中まで火が通る。ソースに肉汁が染み込み美味しくなる。肉にもソースの味が染み込んで美味しくなる。

よく考えられてるぜ!みたいなシーンがありました。

美味そうな説明だな!

これはやってみないといけない。

そうだ、煮込みハンバーグ作ろう。

煮込みハンバーグ作り

生地作り
グリルマスターブレンド
挽き肉投入
捏ね終わり
生地作り

前半で牛肉100%のハンバーグの話をしましたが、家で食べるハンバーグは家庭的のほうが美味いもんです。

玉ねぎとパン粉と卵に牛乳とかがつなぎに入ったハンバーグですね。僕は念の為片栗粉も入れます。

そしてナツメグがないので、今回はキャンプ場からもらったグリルマスターブレンドを配合します。

ハンバーグは肉が冷たいうちに捏ね終わらないと肉の脂が手の温かさで溶け出して上手く焼き上がらないそうです。

かと言って粘りが出るまでしっかり混ぜないとボロボロになることもあるので塩梅に迷いますよね。

成形した後に一度冷蔵庫に戻して冷やし直すのもいいそうです。

焼く
ハンバーグを焼く
付け合せを焼く
焼く

さぁ焼きます。

火の通りを気にしなくていいので気が楽です。

表面だけこんがりさせればいいのですから。ミスター味っ子でいうところの肉汁を閉じ込める工程となります。

テキトーに焼き色がついたら、火からあげて付け合せも炒めました。きのこと玉ねぎなのでバターで炒めます。

ソース作り

コンソメスープ、醤油、ソース、ケチャップを配合しペロペロ味見しつつソースの調整。

煮込んでとろみを出すつもりなので、この時点ではシャバシャバで良いでしょう。

煮込む

煮込む

煮込む

作ったソースで煮込みます。

ミスター味っ子的に言えば、肉汁がソースを美味しくし、ソースの味がハンバーグを美味しくする工程です。

最初はシャバシャバなのですが、だんだん蒸発していくので頃合いを見てひっくり返す必要がありました。

仕上げはやはりチーズです。

煮込みハンバーグ完成

煮込みハンバーグ

煮込みハンバーグ

完成しました!

デミグラスソースは使っていませんが、見た目それっぽくなってよかったです。

今回の注目ポイントは肉汁が中に閉じ込められているか、ソースとハンバーグが味の相乗効果を起こしているかですが、ちゃんと美味かったです。

肉汁が出てくる

肉汁が出てくる

試しに肉を切ってみたら肉汁がふなっしーばりにブシャーでした。

これは成功といって差し支えないでしょう。

やはり煮込みハンバーグに失敗なし。

もしハンバーグがボロボロになってしまったとしても「いや、これはスープだから」と言い張れる二段構えです。

改めて僕みたいな素人はハンバーグは煮込むべしという結論になりました。

皆さんもぜひ煮込みハンバーグで楽してください。

おじーでした。