クールビズ定着まで
マナーは下手したら人を殺しますよね。
熱くてもネクタイしなきゃ失礼。スーツの上着を脱いで会うのは失礼。そんな謎ルールで人々をがんじがらめにしてきました。
なによ礼儀って。合理的じゃないことがむしろ良いみたいなところありますよね。
そこで登場したのがクールビズ。
夏はノージャケット、ノーネクタイでいいのよ。国がそう言ってくれたことで少しずつ暑苦しくて体調崩してしまいそうな労働環境から改善が進んでいったわけですが、逆に言えば国のお墨付きがないとやはりサラリーマンはいつまでも灼熱労働地獄から抜け出せなかったわけです。
うーむ文化、習慣って恐ろしいですね。
でも長いこと今年のクールビズはいつからいつまで!ってのを続けてきたおかげで、クールビズは無事日本に定着しました。
そこで一昨年でしたか。当時の環境大臣小泉進次郎が「期間だからってノーネクタイノージャケットはおかしい。暑けりゃ脱げよ」と至極もっともなことを言って、そこから「今年のクールビズはいついつですよ!」みたいな案内はなくなりましたとさ。
めでたしめでたしですね。寒い日は着る。暑い日は脱ぐ。これすら自由にさせてくれない世の中ってどう考えても異常でしたよね。
健康よりも効率よりもマナーとかいう謎ルールが優先順位1番って。
その点では、いい世の中になったんじゃないでしょうか。おかげさまであまり時期を気にせずに好きな格好ができていますよ。
しかしクールビズのスタートが2005年。そして号令をかけなくてもみんなが出来るようになったのが2021年です。かかりすぎですよね。
文化や価値観を変えるには20年弱はかかるということになるのでしょうか。急に変えろっていうと反発で上手くいかないなんてこともあるんだろうな。じっくり丁寧にって大事なんですね。
もはやクールビズすら古い
今週のはてなブログのお題が「夏物出し」についてということでした。なんも準備してない!ということで、クールビズについて書こうと思った次第です。
とりあえず今年もニトリのNクールにはお世話になりますとも。夏はNクール、冬はNウォームしか言えることがありません。
ちなみに2年前にも同じく今週のお題でクールビズはTAKA-Qのシャツ着ているよって記事も書いていました。実に懐かしい。
ただもう最近はクールビズって考え自体が古くなってきているのかもしれませんね。死語になりゆく運命か。
12月でも暑けりゃ半袖短パンでいいし、8月に寒い人はダウンジャケット着たっていいじゃない。
誰かの声に従うのではなく自分の体と相談しましょうって社会に変わってきましたね。
なんともいい時代ではないですか。
おじーでした。
今週のお題「夏物出し」