おじ語り

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俺が新潟弁を埼玉に輸入するぞ

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履き違えた地元愛が急に芽生え始めた

なんかもう長いこと埼玉に住んで、日々地元の美味しいもの・楽しいことも探し、だいぶ埼玉愛も育ってきたなーと感じているのですが、その一方で地元新潟との繋がりが薄くなっていくことを寂しく思っています。

とは言え、育ててくれた土地・人への感謝がある。これからも新潟となにかしら心の繋がりが保てないか。そう考えた時、僕の中である野望が芽生えましたよ。

埼玉新潟化計画。

かなり大げさに言いましたが、俺を起点に新潟要素をじわじわと浸透させてやろうかという企みです。

言葉はうつる

具体的にいうと、埼玉に生きていながらこれは全国区でも通用するだろ!という選りすぐりの新潟弁を多用するんです。「え?これって標準語じゃないんですか?」みたいなとぼけ顔で。

言葉って結構簡単にうつるじゃないですか。無意識にあの人の口癖を自分も発していたぜみたいなことありますよね?

それを狙って日常的に優れた新潟弁を使い、人から人へと伝播させ最終的には辞書登録を目指します。注釈に元々は新潟の方言であるって書いてもらいましょう。

さぁ、広める言葉は何にしようかしら。

そろっと

常々僕がこれは標準語に採用した方がいいだろと思っている新潟弁No.1は『そろっと』です。『よろっと』という人もいますが、どちらも同じ意味です。

誰からかそれ方言だよと指摘されたのですが、未だに実は標準語だろという疑念を捨てきれていません。それくらい体に染み付いている表現。

なんとなく意味はわかるんじゃなかろうかと思いますが、『そろそろ』という意味です。

これが非常に使いやすいんですよね。何がいいって単刀直入に切り出しやすい。

居酒屋で飲んでいて、もう帰りたいかなって時に「そろっと出ますか」と切り出せば実にスマートじゃないですか。

これを「そろそろ」にすると面倒くさいんですよ。「それでは、皆さんそろそろ…」みたいな感じで助走をつけないと切り出しにくい。

皆さんも是非今日から使ってください。そろっと。これ僕はもう埼玉来てからもずっと使っています。通じなかったことは多分0回だから辞書登録も余裕で狙えると思う。

なにね

あともう1つ。普及難度はかなり上がるけど『なにね』。これも広まったら楽しいなと思いますね。いい言葉ですよ。

基本的なイメージとしては「なんだって!?」が近いです。

たかし結婚するってよ。

なにね〜!?

みたいな感じで驚嘆した時に発する言葉ですが、わざとらしさが一切無いんですよね。

たかし結婚するってよ。

なんだって!?

だとちょっと芝居がかった感じで恥ずかしいじゃないですか。だからまぁ「マジで!?」が今風なんでしょうけど、これをなにね〜!?にすることでより一層の驚きとひとつまみの可愛げを相手に伝えられると思うんです。

ちなみに驚嘆じゃなくて落ち着いたトーンで発すれば「何か用?」の意味でも使うこともできなくもないですが、その場合は「なんらね?」の方がしっくりくるので、やはり驚いた場面のリアクションで使っていきたいですね。

これも便利なので、西のなんでやねん、東のなにねくらいの絶対的なポジションを狙って頻繁に使っていきたいと思います。

まずは職場から制圧するぞ

埼玉に新潟弁を浸透させたい。ということで第一弾は日常生活の中で「そろっと」と「なにね」この2つを使っていく生活を送ろうかなと思います。

まずは身近なところから。職場ですね。

世間的にも飲み会の機会も今後またぼちぼち戻ってくる気配が漂っていますから、そういった場面では果敢に新潟弁を繰り出そうじゃないか。記憶は失っても方言は失わない。

そして新潟弁を浸透させたいという謎の野望は隠すため、え?標準語じゃないの?というとぼけ顔も練習しておこうと思います。全国に散らばった同志たちもきっと賛同してくれることと思いますので、ご協力よろしくお願いします。

ちなみに新潟弁の代表格といえば「なじらね」ですが、個人的にはこれはちょっと繰り出しにくい気がしています。やっぱ「なにね」よ。

おじーでした。